テリーの靴紐

皆さんはキン肉マンをご存知だろうか。
いやこんな愚問申し訳ない。
もちろん知っているに決まっている。
なぜならキン肉マンだからだ。
もちろん知っているに決まっている。

キン肉マンにはいくつもの名シーンがあるが、悪魔超人編は特に多かった。
悪魔超人編と言えばあの無敵のロビンマスクが殺されたシリーズでもあります。

海中でのアトランティスとの戦いで卑劣な手段により破れ、
水面から顔を出したロビンマスク…。

ウケケケケケーー！！

！！！！！

何て事だろう。
水面から上がって来たのはロビンマスクのマスクを掴んで来たアトランティスだったのだ。
まさに悪魔。まさに鬼畜。まさに畜生。
ちなみにウケケケケケーーは上がって来たアトランティスの台詞。

あの絵は幼い僕らにトラウマを植え付けた。
無敵のロビンが…。

まぁ今回この話はどうでもよくて。

テリーマンの話をしよう。
そう、キン肉マンの宿命のライバルのテリーマンだ。

組むことはあっても互いにガチンコでぶつかったことのないテリー。

アメリカ生まれだから額に「米」の字が書いてあったテリー。

必殺技がナックルパートにデットリードライブにスピニングトゥホールドとキャラの割に地味なテリー。

肌がピンク色のテリー。

対ロビンマスク戦ではラフファイトに走った末に破れたテリー。

パワーウェイブを出すテリー………ではない。

後半はライバルというより解説者だったテリー。

散々引っ張っといて仲間になったら全然弱かったシスコンのテリー………ではない(ドラクエ6ね)

超人オリンピックで新幹線を一押しで東京からどこまで動かせるかというアホな競技に、
押したはいいものの猛ダッシュで追い掛けた末に自分で動かした新幹線を自ら止めた理由が子犬が線路上にいたからだったテリー。
(ちなみにキン肉マンは新横浜。ウォーズマンは博多だった。それにしても目いいなテリー)

パワーゲイザーを放つテリー…………ではない。

あとは…………まぁ今回この話もどうでもよくて。

この悪魔超人編、もちろんテリーも参加していて、
相手はビッグマウンテンという他と比べたらたいしたインパクトのない奴だった。
このままではいけないと思ったのかテリーは必殺技を繰り出す。
必殺技といってもあの地味なプロレス技ではない。

それは………“予言”

テリーマンはこの戦いでは何故か靴紐が次々と切れていくのであった。

「ふ、不吉だ…」

そのテリーマンの予言の通り、靴紐が切れたタイミングでキン肉マンの仲間たちは次々とやられていく。
あのロビンマスクの死をも予言していたのだから大したものである

中にはフェイントもあって靴紐が切れた瞬間ブロッケンJrがやられたと見せかけて
実は糸が微かに繋がっていてやられたと思われたのはブロッケンJrではなくてレフェリーだったのもあった。
罪もないレフェリーを身代わりにするのは人道的にどうなんだという話ではあるが、
そこはモストデンジャラスの一人だけある。
確かに危険だ。

…………ま、まぁ今回はそんな話もどうてもよくて。

とにかくテリーマンの靴紐である。
あれはその後披露されることはなかったものの、
テリーの技の中では一番“必殺”だった気がする。
でもまぁあれはマンガ。現実にはありえない。

まぁこの話は何となく思い出したから書いただけなのであまり気にしないで欲しい。

しかしまぁ部署がかわると大変だ。
基本的にやること変わるし。
不幸って程ではないけどアクシデントだよね。

売り方もわからない商品なので同部署の先輩にひっついていく。
しかし最近は寒い。
コートは必須だ。
前のボタンをしっかりしめて外出する。

するとあることを発見する。

第２ボタンの紐がユルユルなのだ。
今にもボタンが弾け飛んでしまうほどに。
気をつけていかなければ・・・と思ったのも束の間

お客さん先から出てコートを着たらボタンが完全に消し飛んでいた。

やっぱり・・・。家までもたなかったか。
第２ボタンないと寒いぜ。
これがさっきのテリーマンの靴紐だったら何か不吉だぜ。

その日は夜に誕生会があった。
例のキックボクサーの人（ヒロシさん）だ。江小田に集まって酒を飲む。
その様子はちゃんとその人のブログに画像が載っている。
俺もついに有名人のブログにデビューしてしまったぜ。
唯一スーツ着てるおっさんが俺です。

不吉なことなど何もなく、めでたい席だった。

その帰り道。
千鳥足（ビール１杯とウーハイ１杯）で西武線に乗ろうとすると、

第３ボタンまで消し飛んでいた。

なぜだ。
昼間は完全にピンピンしてたのに。
跡形もない。
これで俺のコートは第２・３ボタンが不在。
もうペラッペラである。
冬の寒さなんて凌げやしないぜ。
もうそのコートはその日のうちに捨てました。

しかしなんだったんだろうあれは。

テリーマンの靴紐だったｒ（以下略）

・・・・みたいなことを下書きで書いていたら
今日（金曜日）、

200人くらいいる同期の中でも４・５人しかいない友達が担当支店変更になっていた。

あー。

でた。テリーマン。

俺ほどの異動ってわけじゃないけど。
でも突然だ。なんかもうとばっちりだ。

ホントになんなんだこの会社。

もう変なこと起こんなきゃいーけど。

僕の親しい人は気を付けてくださいね。
あと万が一何か起こっても僕のコートのせいじゃないですからね。

しかし「僕の親しい人」って書いた時点であんまり思いつかなったのはどうなんだ。
ただいま親しい人絶賛募集中です。