長崎戦&松本戦

いやー始まってましたね2016。
始まっちゃいましたねJ2。
観たけど何も残してなかったのでとりあえず更新。
愛媛戦は観てないので飛ばしますね(見ろよ)。



v長崎

まずは記憶を頼りに採点。
フォーメーションはコチラを参照。(※PCじゃないと見れないです)


GK
西部(6.5)
前後半それぞれ1度ずつビッグセーブでチームを救う。飛び出し早くなった・・・?


DF
鎌田(6)
がんばってた。クロスはもっとちゃんと入れたい。


三浦(6)
守備面で不足はなし。無理に縦パス入れんでもってシーンはあった。


犬飼(6.5)
DF陣では一番良かったような。今年期待できるかも。


福村(5.5)
守備で軽いプレーが散見。キックの精度も上げたい。


MF
本田(5.5)
あまり攻め込んでこなかったので大きく目立つシーンはなし。細かいミスあり。


六平(6.5)
前半はいまいちだったけど、後半は前への意識が高まって攻撃の好循環を促した。


石毛(6)
前からの守備で貢献も決定機をもっと作りたい。


河井(6.5)
1点目の演出と芸術的な3点目のゴールだけでもスタメン起用した価値があった。


FW
大前(7.5)
別格。


北川(6.5)
シュート精度以外はやれるだけの仕事はした。あとは決めるだけ。



交代
村田(5.5)
あまりスペースはない状況での登場なので決定的な仕事はできなかったがスピードは脅威に。


竹内(-)
17分以上プレーした割には印象がないのでなし。


デューク(-)
後半43分から。とりあえずダッシュジャンプは健在の様子。



まぁMVPは完全に大前元紀でしょう。J2というカテゴリーで違いをつくり出せるタレントがいるというのは非常に心強いなと。1点目は河井と北川も素晴らしかったけど、入ってくるタイミングといい冷静に蹴り込める技術といいさすがだったし、2点目は自分で取りに行って取ったゴールだから圧巻。一人で試合を決める力を持ってる選手だなーというのを見せつけた気がする。


でまぁ試合はどうかと言うとあんま覚えてないんだけど(おい)、ウチというより長崎が中途半端だったかなと。向こうにとってまだ未知の存在であるエスパルスに対してちょっと身構えてしまったまま先制されてしまってちょっとプランどころじゃなくなったというか、終始ペースを握り損ねてたようなイメージ。だからこそやっぱり早い時間帯での先制点は大きかった。


もっと前から守備来るかなーと思ったけど、そうでもなかったし、ウチのボランチ2枚+サイドハーフ2枚という中盤に対し、ボランチ2枚+(両ウイングバック)+シャドー2枚だった長崎の中盤の方が人数いるにも関わらず、前から追わなかった結果重心が下がってしまって、せっかくの中盤6枚が渋滞を起こしてたようになったのが主導権を握れた要因かなぁ。


あと、最初2トップの後ろのスペースがやたら空いてるのが気になってたけど、河井が中央に絞ったり、六平がBtoBの動きをするようになった後半で何となく是正できていたように見えた。このへんの“頭がいい”選手をいかに配置するかもキモかもしれませんね。


交代も石毛から村田ってことで河井を変えなかったことでダメ押し点に繋がったし、その村田がより生きるように竹内が入った。この試合は主導権は握れていたので、六平よりも守備力のある本田を代えることには何も問題もなかったし、バランス的にも悪くない。で、後半決定機を何度か外してちょっと消極的になっていた時間帯もあった北川を我慢して起用して、ラストにデュークにチェンジ。助っ人の機嫌も大事だし、若者のメンタルも大事だしこれも良いタイミングかと。


こうして見ると、小林さんは攻撃をある程度の"ユニット"として捉えてる節があって非常に良いんじゃないかと。単に能力の高い11人を並べるだけなら、はっきり言って誰でもできる。対戦相手も考えつつ、現状での一番相性の良い11人の組み合わせを考えるのが監督の仕事な訳で、その点に関しても監督してるし、若手の成長やベテランのプライドを考えてる節もあって、その辺もしっかり監督してるのではないでしょうかね。


て、まぁ絶賛してる訳ですが、大前元紀がいなければ崩しにはもっと手間取ったと思うし、西部がいなかったら同点に追いつかれてた時間帯もあったかもしれないし、その辺は結局個の力で何となく勝った一面も無視できない。


福村&鎌田の両サイドバックはとても頑張っているとは思うけど、やっぱりJ2にもよくいるサイドバックだし、期待された川口も前線との絡みでの問題なのか試合に出れていないし、ここが泣き所だよなぁ。とはいえどのチームもここは泣き所な訳ですが。余ってるトコは余ってるんだけどなー田中裕介くれよー桜さん。


福村に恨みがある訳じゃないんだけど、左足のキッカーもいない。淳吾とか兵働を選べた時代が懐かしいなぁ。犬飼も三浦もいるのにセットプレーにワクワク感がないというかね。得点する機会に思えないんですよねセットプレー。スローインも相変わらずで、北川だけ走ってるって状況も何回かあったし…。


このへんは試合こなしていくことでスムーズになっていくと思うので、今度に期待したいと思いますね。でも小林さんが敵だったときにセットプレーが怖かった印象もないんだよなぁ…。1点がモノを言う試合がこの先増えてくるのでその辺強化してほしいポイントではありますね。あれ?左のキッカーできるサイドバックって昔ウチにいたような…?いないかそんなん…


とりあえず長崎戦はこれでおしまい。
選手が大幅に入れ替わって体制が整ってない感じだったので、去年6位のチームにこの状態で当たれたのはラッキーだったんじゃないですかね。宮本くんも早くプレーできるようになってね。





v松本戦
フォーメーションはコチラ参照。


GK
西部(6)
3試合連続完封達成。ピンチは皆無に等しかったけど安定感ある。


DF
鎌田(6)
何か結果でれば6.5あげたいくらい頑張ってはいた。


三浦(6)
相棒が突然代わったことにもうまく対応。カバーリングがんばった。


ビョン(6)
突然の公式戦デビューも大きな破綻なくパワフルな守備。


福村(6)
何度かいい攻め上がりがあった。元紀に送ったクロスは秀逸。


MF
本田(5.5)
ショートパスやトラップで小さなミスが散見。カード持ちの六平を残したのはこの辺りか。


六平(6)
早い時間にカードも貰ってしまうも運動量は落ちず。攻守のリンクマンに。


石毛(5.5)
コンビネーションがまだまだといった感じ。シュートも枠に飛ばしたい。


河井(6)
いいタイミングで随所に顔を出していたが、決定機演出には至らず。


FW
大前(6)
最大のチャンスをフイにしてしまったが、決定機を掴んだのも彼だけ。


北川(5.5)
鋭いターンで攻め上がるシーンもあったが、惜しいシュートまでは至らず。



交代
村田(5.5)
ラストの決定機は惜しかった。切り札としての立場は確立しつつある。


竹内(-)
13分以上プレーしてる割には以下略


デューク(-)
とりあえずダッシュジャンp…。サイドではなくFW起用が今後もメインか。




竹内とデュークの印象が変わらないな…。


さてシュート本数14対3と圧倒的な差をつけながらスコアは0−0という何とも評価の難しい試合になってしまった。実際押してたし、危ないと思ったシーンはほとんどなかったんだよなぁ。やっぱり先制点は大事だし、大前元紀が決めるかどうかで勝ち点が違ってくるチームなのかなって印象。少なくとも現時点ではね。


松本もメンバーの変更はあったものの、去年はJ1の舞台でダブルを食らってる相手。相性が良い訳はない。フォーメーションは武井をアンカーにした3-5-2で、ツートップの一角にはエスパルスユースから昇格できずに岡山と契約した過去のある石原崇兆。彼の同級生で、その年唯一のユースからの昇格者となった柴原誠は既に現役引退。人生何があるかわからない。もちろん、どっちが良いという話ではないので、どちらもそれぞれの道で頑張って欲しい。石原にはウチとの対戦ではあまり活躍して欲しくはないけどw


長崎もそうだったけど、松本もまだまだ出来上がってないチーム。飯田とか田中とか基盤の選手は残っていてもやっぱり変わるもんだなぁと。この時期にいかにチームカラーを持って戦えるかがスタートダッシュに必要になってくるんだろうけど、42試合って長丁場を考えるとそれが一概に良いかってのは2ステージ制のJ1とは全然違うから難しい(カテゴリーによってこんなリーグテーブルが違うのは変だと思うが)。その辺は経験のある小林さんのこと、信頼して任せたいところ。


3バックといっても広島や浦和のようなウイングバックに文字通りウイングの仕事とサイドバックの仕事の両面を求めるチームが主流のようになってるけど、本来は5バックの要素の強い守備的なシステム。3バックのチームにはウイングバックの裏を狙うのが鉄則!ってよく言われるけど、守備意識の強いチームにはこれはなかなか仕掛けにくい(中途半端なポジションをとっていた長崎には裏を狙う攻撃は奏功したけど)。


ウチのおそらく今後の課題になってくるであろう、「サイドハーフサイドバックによるコンビネーションでのサイド攻撃」はこの試合では(でも?)上手く機能はしなかった。これはそれぞれのポジションの選手のプレースタイルの相性も関わってくるからなかなか難しい。攻守に「がんばる」スタイルの鎌田とビルドアップしたいタイプの福村。それにガンガン攻め上がりたい川口と守備に特長が出る長身の松原の4人がサイドバックなんだけど、こことサイドハーフの選手との組み合わせが難しい。

福村のようなビルドアップタイプには村田や澤田みたいな「縦に突破!」タイプの選手の方が合うと思うんだけど、村田は右の方が力を発揮できるし、澤田は他のことがまだ出来ない。
鎌田に至っては「がんばる」のが一番のアイデンティティなので正直誰と組んだ方が良いのかはわからない…。
川口はガンガン行き過ぎて石毛や村田とはあまり合わなそうだなーという印象。白崎みたいな溜めを作れる選手との方が相性良さそうだけど、白崎は左に置いた方が生きる選手だったし…合わない…。


まぁ出口の見えない話は監督に任せるとして、サイドがうまく崩せないとかどうなるか。クロスが単調になりますよね。そうなると、大前と北川というヘディングに秀でた訳ではないこのツートップではなかなか厳しい。そういう意味で後半半ばに福村のクロスを大前がヘディングで叩きつけた(結果叩きつけ過ぎたが)シュートはうまくいったシーンだった。それだけに決めたかった。


河井は時折突破を試みたり、グランダーのクロスを常に狙ってる感じがして好感をもてた。手駒に合わせてプレーできるので非常に指揮官好みの選手なんじゃないですかね。あといくばくかの技術が伴えばもっといい選手になれるのに…!いくばくかの…


村田は2試合続けてスペースのない中での出場となったけど、やっぱり特長がわかりやすい選手なだけになかなかこの状況では厳しい。ただ、よーいドンの状況さえ出来れば問答無用でブチ抜けるのでラストのラストで作ったチャンスは訪れると思うので今後も試して欲しい切り札ではある。ただ、もう1枚くらいタイプの違う途中投入選手は欲しいかなー。高さだったり、テクニカルなドリブルだったり…。現状で言うと…センターバックを上げるしかないか…。


そうそうセンターバックというと初出場のビョン・ジュンボン(順番難しい名前だ)。なかなかの出来でしたね。プレーをまったく見たことがないのでどんなタイプかと思ってましたが、とにかくパワフル。岡根を強くした感じ。韓国人DFっぽく肘を相手に当てながら競るタイプなので、審判にとってはすぐ吹かれる対象かもしれないのでその辺は気を付けて欲しい(山本主審とは相性が良くてビョンのプレー以外にも助かった部分は結構あった気がする)。やっぱスピードがないので振り切られそうになるシーンはいくつかあったので、もっとスピードのある相手のマークだった場合は間合いの詰め方とか、周囲のカバーリングが大事になってきそう。序列で言うとヤコ・角田・犬飼・三浦の次って感じだけどこのうち2人が離脱・1人がやっと復帰という状況(なんちゅう状況だ)では力が多分に必要になってくるだろうから飛躍に期待したい。


開幕3連戦、しかも相手が去年の5位の愛媛と6位の長崎、そして去年のJ1では順位が上だった16位の松本とプレーオフ争いには絡んできそうなチームとの対戦を無敗(しかも無失点)で乗り切れたのは悪い結果ではない、どちらかといえばもちろん良い結果。
ただ、2度のホームがいずれもスコアレスというのは少々いただけない。テセのケガは痛いけど、それでも引いて守るチームをこじ開ける力がないと、今後勝ち点1というのが「勝ち点3を取れなかった試合」になってくることになるのでここは改善を求めたいところ。とりわけ、サイドでのコンビネーションでの崩しには大いに改善の余地ありかと。


たかが42分の3。されど大事な3試合。勝ち点で言えば9分の5。これをどう見るか。


現状は良くも悪くも大前元紀のチームなので(守備でいうと西部洋平かな)、彼には負担がかかるシーズンになってしまうけど、得点王を狙うくらいに我が儘にプレーして欲しいところ。


やっとユニフォームも届いたことだし、1年でのJ1復帰に向けて応援頑張るぞ!ながい!