清水エスパルス2016シーズン総括(GK編)

さてさて色々あった2016年のJ2での戦いでしたが…


まぁー文章にしてねぇな!!


前回が札幌戦ですからね。しかもアウェイの方じゃなくてホームの方。どんだけ前なんだと。しかも散々な試合だったから「こんなんじゃ昇格なんて無理だ」とか怒ってた。あの頃の自分にいってやりたい。札幌は結局そのまま優勝するチームだったんだよ。ウチもちゃんと昇格できたよ。そして大して強くねぇなとか言ってた松本が最後まで立ちはだかることになったんだよ、とね。


いやーサッカーって何があるか、わからない。
(でもそろそろちょっとはわかるようになりたい)


まーこんな感じでいくと前回の更新以降すべて振り返ってしまうことになるので、個人の振り返りをしていきましょう。もちろんこれは完全に僕の主観ですのであしからず。



まずはサプライズのあったGKことゴールキーパー編を今回はやりたいと思います。


順番は試合出場時間の多い順にします。Football LABさんいつもお世話になってます。



13杉山力裕
1796分・20(先発18)試合出場・21失点

彼もまぁ実に紆余曲折のシーズンであった。もっとも42試合あればみんなそうなるかな。まだ書き始めだからどうなるかわからん。しかしそれなりに安定感のあった去年と比べるとなかなか波のあるシーズンであったのは間違いない。

西部の控えとしてスタート
→西部の負傷によりスタメン獲得
→途中碓井にポジションを奪われかけるがそれを奪回
→札幌戦で痛恨のミスを犯し植草に守護神を譲る
→控え降格後は京都戦に植草の負傷を受け途中出場
→以降は自らの負傷によってシーズン終了

とまぁこんな感じである。それでもキーパーの中では最も多くの試合に出たのだから彼も昇格の原動力になったのは事実だろう。

札幌戦

余りに腹立たしくて忘れてしまっていた。
ひとまず形にしておかなくては。


この試合は当初行く予定だったんだけど、本当に行かなくて良かった。
現地組の皆さんお疲れ様でした。いつでも応援の声量は勝ってる。
というのも関東圏内の試合がシーズン初めはあまりなくて、
(そもそも全体的にJ1より少ない)
それならホームまで行くか、ならやっぱ相手に元エスパルスの選手がいるチームがいいな。
なら伸二のいる札幌だろうと思った訳です。札幌なんて絶対行かないし。
開幕スタメンの頃は行くつもりでしたが、どうもケガしたっぽい。
コンサ板とか見てもどうも間に合わなそうってことで回避しましたが、
行かなくて本当に良かった。



寸評でも軽く。


GK
西部(5)…失点は不運な部分もあるが、2点目に絡んでしまったので。

DF
鎌田(5.5)…がんばっていた。

ビョン(4.5)…OGの上に競り合いでも多くファウルを犯す。

三浦(5)…ライン統制に苦心していたが、うまくカバーリングできず。

福村(5.5)…高い位置でチャンスメイクを図ったが狙いはハマらず。

MF
六平(5.5)…攻守に奮闘したが、結果にはつながらず。

本田(5)…あまり存在感がなかった。

石毛(5)…攻撃に上手く絡めず前半だけで交代。

河井(5.5)…臨機応変なポジショニングはさすが。

FW
大前(5.5)…相変わらずゴールの匂いがするのは彼だけだが決めきれず。

北川(4.5)…ボールを受けてからのあらゆる精度が低かった。


交代
澤田(6)…交代選手の中では一番良かった。ゴール前への推進力はあった。

デューク(5.5)…高さを期待されてるのか動き回ってのチャンスメイクなのかはっきりしない。

村田(5)…引かれてからの村田は厳しい。


軒並みって感じだけどしゃあない。


立ちあがりは良かったけど、そこで得点を奪えないとああなるって典型的な試合。河井から石毛へ出したボールとかがやりたい攻撃だと思うんだけど、そのためにはもっと中央の人数を増やさないといけない気がするなぁ。引いて守る相手にあの4-2-2-2では限界を感じる試合だった。


今までの相手は基本3バックだったので、守るときは5バックになるとこも同じだったけど、札幌が違ったのが中盤の構成で、トップ下に入ると思われてた宮澤も下がり気味のポジションでいわば3ボランチ気味だったのが予想外で、うまくやられたポイント。


石毛と河井がサイドに張り出ることが多いウチに対して、そこを「放置」して中央の守りを固めにいった札幌の守備は平均身長で5センチも勝ってることからも実に合理的。いくらサイドからクロスを送ってもそこで競り勝てない。拾えない。たまにくるカウンターにも対応できない。


札幌は都倉というそれなりに競り合いの強いFWがいるのだからもっと放り込んでくるだろうと思っていたし、解説の安永も疑問を呈してたポイントではあったけど、それも狙いだったのだろうか。ボールを奪ったら即カウンターというセオリーみたいなものはJ2にはあまりないのかもしれない。


何となくとられたCKでOGを喫してしまい、何となくとられたFKでポストの跳ね返りの処理を誤った(厳しいけど西部だから敢えてこう書く)隙を突かれて突き放されるという相手にしてみたらしてやったりの展開。唖然としてる選手の立ち尽くしてる姿がそれを物語っていた。


しかしこういう逆境でチームを鼓舞する存在って今年もいないんだなぁと思ったのもこのシーン。ビョンのOGは彼の不注意だけど、公式戦2試合目なんだから誰か声かけてあげた方がいいんじゃないの?呆れてる場合じゃないよホント。で2点も「あーあ」みたいなリアクション。当事者だよねあなたたち?
これがプジョルだったらどうしてる?川口だったら?闘莉王だったら?ドゥンガだったら公開説教の始まりだぜ?キーンだったら胸ぐらつかんでるかもな。


もっとね、闘志を見せて欲しい。シュートが入らなくてもっと悔しがって欲しい。代えられた無念をもっと表に出して欲しい。ミスに怒ってもいいんじゃない?


テセや角田が帰ってくるまでそれは誰もやらないの?そもそも彼らにそれを期待する?去年の途中からやってきた選手に?


淡白なプレーをこの先も続けるようなら1年でのJ1復帰なんて夢物語だし、このままどっぷり浸かってしまうよ。落ちるトコまで落ちたって言うけどまだまだ下はあるんだから変に安心しないでもらいたい。もっと闘志を見せてくれ。日和ってテレビで観戦してた俺が言うことじゃないかもしれないけど。もっともっとスタジアムで見たい!ってプレーをお願いします。


応援するクラブは一生変えられないよ。だから頑張ってくれエスパルス。もっともっと。


ちょっと途中から脱線してしまったので今回はこのへんで。

長崎戦&松本戦

いやー始まってましたね2016。
始まっちゃいましたねJ2。
観たけど何も残してなかったのでとりあえず更新。
愛媛戦は観てないので飛ばしますね(見ろよ)。



v長崎

まずは記憶を頼りに採点。
フォーメーションはコチラを参照。(※PCじゃないと見れないです)


GK
西部(6.5)
前後半それぞれ1度ずつビッグセーブでチームを救う。飛び出し早くなった・・・?


DF
鎌田(6)
がんばってた。クロスはもっとちゃんと入れたい。


三浦(6)
守備面で不足はなし。無理に縦パス入れんでもってシーンはあった。


犬飼(6.5)
DF陣では一番良かったような。今年期待できるかも。


福村(5.5)
守備で軽いプレーが散見。キックの精度も上げたい。


MF
本田(5.5)
あまり攻め込んでこなかったので大きく目立つシーンはなし。細かいミスあり。


六平(6.5)
前半はいまいちだったけど、後半は前への意識が高まって攻撃の好循環を促した。


石毛(6)
前からの守備で貢献も決定機をもっと作りたい。


河井(6.5)
1点目の演出と芸術的な3点目のゴールだけでもスタメン起用した価値があった。


FW
大前(7.5)
別格。


北川(6.5)
シュート精度以外はやれるだけの仕事はした。あとは決めるだけ。



交代
村田(5.5)
あまりスペースはない状況での登場なので決定的な仕事はできなかったがスピードは脅威に。


竹内(-)
17分以上プレーした割には印象がないのでなし。


デューク(-)
後半43分から。とりあえずダッシュジャンプは健在の様子。



まぁMVPは完全に大前元紀でしょう。J2というカテゴリーで違いをつくり出せるタレントがいるというのは非常に心強いなと。1点目は河井と北川も素晴らしかったけど、入ってくるタイミングといい冷静に蹴り込める技術といいさすがだったし、2点目は自分で取りに行って取ったゴールだから圧巻。一人で試合を決める力を持ってる選手だなーというのを見せつけた気がする。


でまぁ試合はどうかと言うとあんま覚えてないんだけど(おい)、ウチというより長崎が中途半端だったかなと。向こうにとってまだ未知の存在であるエスパルスに対してちょっと身構えてしまったまま先制されてしまってちょっとプランどころじゃなくなったというか、終始ペースを握り損ねてたようなイメージ。だからこそやっぱり早い時間帯での先制点は大きかった。


もっと前から守備来るかなーと思ったけど、そうでもなかったし、ウチのボランチ2枚+サイドハーフ2枚という中盤に対し、ボランチ2枚+(両ウイングバック)+シャドー2枚だった長崎の中盤の方が人数いるにも関わらず、前から追わなかった結果重心が下がってしまって、せっかくの中盤6枚が渋滞を起こしてたようになったのが主導権を握れた要因かなぁ。


あと、最初2トップの後ろのスペースがやたら空いてるのが気になってたけど、河井が中央に絞ったり、六平がBtoBの動きをするようになった後半で何となく是正できていたように見えた。このへんの“頭がいい”選手をいかに配置するかもキモかもしれませんね。


交代も石毛から村田ってことで河井を変えなかったことでダメ押し点に繋がったし、その村田がより生きるように竹内が入った。この試合は主導権は握れていたので、六平よりも守備力のある本田を代えることには何も問題もなかったし、バランス的にも悪くない。で、後半決定機を何度か外してちょっと消極的になっていた時間帯もあった北川を我慢して起用して、ラストにデュークにチェンジ。助っ人の機嫌も大事だし、若者のメンタルも大事だしこれも良いタイミングかと。


こうして見ると、小林さんは攻撃をある程度の"ユニット"として捉えてる節があって非常に良いんじゃないかと。単に能力の高い11人を並べるだけなら、はっきり言って誰でもできる。対戦相手も考えつつ、現状での一番相性の良い11人の組み合わせを考えるのが監督の仕事な訳で、その点に関しても監督してるし、若手の成長やベテランのプライドを考えてる節もあって、その辺もしっかり監督してるのではないでしょうかね。


て、まぁ絶賛してる訳ですが、大前元紀がいなければ崩しにはもっと手間取ったと思うし、西部がいなかったら同点に追いつかれてた時間帯もあったかもしれないし、その辺は結局個の力で何となく勝った一面も無視できない。


福村&鎌田の両サイドバックはとても頑張っているとは思うけど、やっぱりJ2にもよくいるサイドバックだし、期待された川口も前線との絡みでの問題なのか試合に出れていないし、ここが泣き所だよなぁ。とはいえどのチームもここは泣き所な訳ですが。余ってるトコは余ってるんだけどなー田中裕介くれよー桜さん。


福村に恨みがある訳じゃないんだけど、左足のキッカーもいない。淳吾とか兵働を選べた時代が懐かしいなぁ。犬飼も三浦もいるのにセットプレーにワクワク感がないというかね。得点する機会に思えないんですよねセットプレー。スローインも相変わらずで、北川だけ走ってるって状況も何回かあったし…。


このへんは試合こなしていくことでスムーズになっていくと思うので、今度に期待したいと思いますね。でも小林さんが敵だったときにセットプレーが怖かった印象もないんだよなぁ…。1点がモノを言う試合がこの先増えてくるのでその辺強化してほしいポイントではありますね。あれ?左のキッカーできるサイドバックって昔ウチにいたような…?いないかそんなん…


とりあえず長崎戦はこれでおしまい。
選手が大幅に入れ替わって体制が整ってない感じだったので、去年6位のチームにこの状態で当たれたのはラッキーだったんじゃないですかね。宮本くんも早くプレーできるようになってね。





v松本戦
フォーメーションはコチラ参照。


GK
西部(6)
3試合連続完封達成。ピンチは皆無に等しかったけど安定感ある。


DF
鎌田(6)
何か結果でれば6.5あげたいくらい頑張ってはいた。


三浦(6)
相棒が突然代わったことにもうまく対応。カバーリングがんばった。


ビョン(6)
突然の公式戦デビューも大きな破綻なくパワフルな守備。


福村(6)
何度かいい攻め上がりがあった。元紀に送ったクロスは秀逸。


MF
本田(5.5)
ショートパスやトラップで小さなミスが散見。カード持ちの六平を残したのはこの辺りか。


六平(6)
早い時間にカードも貰ってしまうも運動量は落ちず。攻守のリンクマンに。


石毛(5.5)
コンビネーションがまだまだといった感じ。シュートも枠に飛ばしたい。


河井(6)
いいタイミングで随所に顔を出していたが、決定機演出には至らず。


FW
大前(6)
最大のチャンスをフイにしてしまったが、決定機を掴んだのも彼だけ。


北川(5.5)
鋭いターンで攻め上がるシーンもあったが、惜しいシュートまでは至らず。



交代
村田(5.5)
ラストの決定機は惜しかった。切り札としての立場は確立しつつある。


竹内(-)
13分以上プレーしてる割には以下略


デューク(-)
とりあえずダッシュジャンp…。サイドではなくFW起用が今後もメインか。




竹内とデュークの印象が変わらないな…。


さてシュート本数14対3と圧倒的な差をつけながらスコアは0−0という何とも評価の難しい試合になってしまった。実際押してたし、危ないと思ったシーンはほとんどなかったんだよなぁ。やっぱり先制点は大事だし、大前元紀が決めるかどうかで勝ち点が違ってくるチームなのかなって印象。少なくとも現時点ではね。


松本もメンバーの変更はあったものの、去年はJ1の舞台でダブルを食らってる相手。相性が良い訳はない。フォーメーションは武井をアンカーにした3-5-2で、ツートップの一角にはエスパルスユースから昇格できずに岡山と契約した過去のある石原崇兆。彼の同級生で、その年唯一のユースからの昇格者となった柴原誠は既に現役引退。人生何があるかわからない。もちろん、どっちが良いという話ではないので、どちらもそれぞれの道で頑張って欲しい。石原にはウチとの対戦ではあまり活躍して欲しくはないけどw


長崎もそうだったけど、松本もまだまだ出来上がってないチーム。飯田とか田中とか基盤の選手は残っていてもやっぱり変わるもんだなぁと。この時期にいかにチームカラーを持って戦えるかがスタートダッシュに必要になってくるんだろうけど、42試合って長丁場を考えるとそれが一概に良いかってのは2ステージ制のJ1とは全然違うから難しい(カテゴリーによってこんなリーグテーブルが違うのは変だと思うが)。その辺は経験のある小林さんのこと、信頼して任せたいところ。


3バックといっても広島や浦和のようなウイングバックに文字通りウイングの仕事とサイドバックの仕事の両面を求めるチームが主流のようになってるけど、本来は5バックの要素の強い守備的なシステム。3バックのチームにはウイングバックの裏を狙うのが鉄則!ってよく言われるけど、守備意識の強いチームにはこれはなかなか仕掛けにくい(中途半端なポジションをとっていた長崎には裏を狙う攻撃は奏功したけど)。


ウチのおそらく今後の課題になってくるであろう、「サイドハーフサイドバックによるコンビネーションでのサイド攻撃」はこの試合では(でも?)上手く機能はしなかった。これはそれぞれのポジションの選手のプレースタイルの相性も関わってくるからなかなか難しい。攻守に「がんばる」スタイルの鎌田とビルドアップしたいタイプの福村。それにガンガン攻め上がりたい川口と守備に特長が出る長身の松原の4人がサイドバックなんだけど、こことサイドハーフの選手との組み合わせが難しい。

福村のようなビルドアップタイプには村田や澤田みたいな「縦に突破!」タイプの選手の方が合うと思うんだけど、村田は右の方が力を発揮できるし、澤田は他のことがまだ出来ない。
鎌田に至っては「がんばる」のが一番のアイデンティティなので正直誰と組んだ方が良いのかはわからない…。
川口はガンガン行き過ぎて石毛や村田とはあまり合わなそうだなーという印象。白崎みたいな溜めを作れる選手との方が相性良さそうだけど、白崎は左に置いた方が生きる選手だったし…合わない…。


まぁ出口の見えない話は監督に任せるとして、サイドがうまく崩せないとかどうなるか。クロスが単調になりますよね。そうなると、大前と北川というヘディングに秀でた訳ではないこのツートップではなかなか厳しい。そういう意味で後半半ばに福村のクロスを大前がヘディングで叩きつけた(結果叩きつけ過ぎたが)シュートはうまくいったシーンだった。それだけに決めたかった。


河井は時折突破を試みたり、グランダーのクロスを常に狙ってる感じがして好感をもてた。手駒に合わせてプレーできるので非常に指揮官好みの選手なんじゃないですかね。あといくばくかの技術が伴えばもっといい選手になれるのに…!いくばくかの…


村田は2試合続けてスペースのない中での出場となったけど、やっぱり特長がわかりやすい選手なだけになかなかこの状況では厳しい。ただ、よーいドンの状況さえ出来れば問答無用でブチ抜けるのでラストのラストで作ったチャンスは訪れると思うので今後も試して欲しい切り札ではある。ただ、もう1枚くらいタイプの違う途中投入選手は欲しいかなー。高さだったり、テクニカルなドリブルだったり…。現状で言うと…センターバックを上げるしかないか…。


そうそうセンターバックというと初出場のビョン・ジュンボン(順番難しい名前だ)。なかなかの出来でしたね。プレーをまったく見たことがないのでどんなタイプかと思ってましたが、とにかくパワフル。岡根を強くした感じ。韓国人DFっぽく肘を相手に当てながら競るタイプなので、審判にとってはすぐ吹かれる対象かもしれないのでその辺は気を付けて欲しい(山本主審とは相性が良くてビョンのプレー以外にも助かった部分は結構あった気がする)。やっぱスピードがないので振り切られそうになるシーンはいくつかあったので、もっとスピードのある相手のマークだった場合は間合いの詰め方とか、周囲のカバーリングが大事になってきそう。序列で言うとヤコ・角田・犬飼・三浦の次って感じだけどこのうち2人が離脱・1人がやっと復帰という状況(なんちゅう状況だ)では力が多分に必要になってくるだろうから飛躍に期待したい。


開幕3連戦、しかも相手が去年の5位の愛媛と6位の長崎、そして去年のJ1では順位が上だった16位の松本とプレーオフ争いには絡んできそうなチームとの対戦を無敗(しかも無失点)で乗り切れたのは悪い結果ではない、どちらかといえばもちろん良い結果。
ただ、2度のホームがいずれもスコアレスというのは少々いただけない。テセのケガは痛いけど、それでも引いて守るチームをこじ開ける力がないと、今後勝ち点1というのが「勝ち点3を取れなかった試合」になってくることになるのでここは改善を求めたいところ。とりわけ、サイドでのコンビネーションでの崩しには大いに改善の余地ありかと。


たかが42分の3。されど大事な3試合。勝ち点で言えば9分の5。これをどう見るか。


現状は良くも悪くも大前元紀のチームなので(守備でいうと西部洋平かな)、彼には負担がかかるシーズンになってしまうけど、得点王を狙うくらいに我が儘にプレーして欲しいところ。


やっとユニフォームも届いたことだし、1年でのJ1復帰に向けて応援頑張るぞ!ながい!

マリノス戦

有給使ってきましたへへん。
仕事大丈夫かって?いやいや俺がいなくても全く問題なく進むからね。
まぁ,ソッチの方が問題あるとは思うけど・・・。


チームは勝ちなしが続くなかで,わざわざ試合観に行くのはなかなか腰が重いというか,チケット買ってるししゃあない行くかってな感じ。
それでも平日ならではのガラガラな感じにご褒美的なものを感じて,端っこの前方の席をとれてテンションがあがる。
相手のマリノスも調子が悪いみたいだけど,地力が違うだけに信用できない。
負けたら,選手に俺は何を言うんだろう・・・っていうのを考えながら試合開始を待ってました。



そしたら・・・



やってくれたよ!素晴らしい!


こういう試合があるからサッカー観戦はたまらない。
エスパルスのサポーターはやめれない。
やっぱりこのチームが好きだーーーーーーー!!



いやもう現地で勝つの久々すぎて(去年のナビスコFC東京戦以来だった),どう喜べばいいかわからんかったよわし・・・。


とりあえず寸評でも。


GK:杉山(6)…失点は仕方なし。安定感のあるセービングでチームに落ち着きを与えた。2点目に繋がるキックも。

DF:枝村(5)…本職ではないポジションで齋藤に翻弄され続けた。途中ボランチに移ってからの方がやはり動きやすそうだった。

DF:ヤコビッチ(6)…裏を狙われるも,スプリント能力の高さを発揮し食い止めた。攻め上がった際にはアイデアを。

DF:ヨンアピン(6)…ひとりラインを下げてしまう場面もあったが,対応に関しては問題なし。闘志が出ていた。

DF:犬飼(6)…久々のサイドバック起用も難なくこなす。空中戦では対峙した藤本や中村を当然のように圧倒。

MF:本田(5)…無難なプレーに終始した印象。ビハインドの状況のため前半のみでピッチを退く。

MF:八反田(6)…パートナーが次々変わるなか,攻守にバランスのとれたプレーを見せた。

MF:デューク(6)…相変わらずの馬力。ダッシュジャンプで会場を沸かせられるのは彼だけ。あとはやっぱり丁寧さも欲しい。

MF:大前(7)…後半の働きは文句なし。体格で分の悪い相手に見事なヘッドでチームを救うエースの仕事。

MF:白崎(5.5)…前半は左MF,後半はボランチとトップ下の中間でプレー。後半にチャンスを掴みかけたが,フイに。

FW:チョン・テセ(6)…チームが前掛かりになった後半に真価を発揮。ボールをよく収め,ひとりでよく戦った。


MF:村田(6.5)…窮地のチームの流れを変える大仕事。右での崩しは相手の脅威になり続けた。

DF:平岡(5.5)…久々に右サイドバックでプレー。この日一番怖かった齋藤の脅威を多少なりとも減らした点は評価。

MF:六平(-)…大前に代わってトップ下へ。特に印象ありません。


監督:大榎(6.5)…4バックの人選と前半の指示は不明瞭だったが,そこからの立て直しは見事。交代がうまくハマった。


相手で気になったの俊輔のポジション。
前節の広島戦ではスタートから低いポジションをとって,中町・三門のボランチより低いことも多くあったくらいだった。
それがこの試合は兵藤・三門のボランチより前に位置して,藤本や齋藤の周りでプレーすることが多かったように思える。

これは「対・広島とちがって,俊輔抜きでもボールは十分回るので,俊輔はよりゴールに直結するプレーができると思われてるぜチクショー!」って思ってたけど,
俊輔が高い位置でプレーするのはあまり効果的ではなかったように思える。
1トップのアデミウソンが足元でボールを欲しがる選手だから,あまり噛み合ってない感じだった。
というか,アデは終始空気でいつか一発やるんじゃないかって最初は気にしてみていたけど,あの展開ってこともあって終盤はすっかり忘れてしまった。
俊輔は途中で交代したし,万全のコンディションじゃないということなんだろうけど,本調子でなくて本当に良かった。


逆にこちらは前半空気だった元紀が後半に覚醒して素晴らしかったので,そのへんの差がスコアに出た気がする。
まぁ,シュートは倍打たれてたけど・・・。
とにかく,次に繋がる素晴らしい勝利。
これで中断に入ってしまうのがもったいなすぎる!

アントラーズ戦

有給使って行ってきましたへへん。
まぁ正直な話,来年はここには来れないかもなぁなんて思いながらバスに揺られるのはなかなか切ないところもありますね。
そうならないためにも選手にはぜひとも頑張ってもらいたいところ。

さてさてチケットよりも片道交通費の方が高いことで有名な(たぶん)このスタジアム。
地元から東京駅まで600円くらい。
そこから高速バスで1830円ですよ。
所用時間3時間超。
僕はね,敢えて言いたい。
これは遠征だと。
埼玉から茨城に行くのに何が遠征じゃボケと思われるでしょうが,こればっかりは個人の尺度なので仕方ない。
そんな鹿島遠征を来年もできるかどうかの試合は果たして。

会場に着いたのはK.Oの1時間半前。
客入りは・・・・まぁ予想通りというか。
爆裂応援ゾーンにもいつでも入れてもらえるようなそんな状態。
最初は後方の端っこにいたんだけど,ポツポツ降ってくるものがあったので,最後方へ避難。
でもすぐ止んだし,コールリーダーの方が「もっと前へ,もっと中央へ」って言ってくれたんで前に行くことに。
やや端っこの4列目まで進むことにしましたとさ。

最前すら空いてたけど,逆に見にくいのと振りがわかんないやつけっこうあるのでそれ対策も。
それしてもやっぱりサッカー専用スタジアムはいい。
余計なものが何もない。超コンパクト。
高さは違うけど,ここの最後方の位置って国立(今は亡きだけど)の最前列より近いと思うんすよね。
やっぱサッカー見るならサッカー専用スタジアムだなぁ!

ダラダラ書いても仕方ないんで,取り急ぎ試合の内容を。



力裕マジ,神。




以上です。


いやしかし,こんなにビッグプレーあって,みんながんばってたのに勝てないんだよなぁ・・・。
どうやったら勝てるのか,もう忘れちゃったよ。早く思い出させておくれ。
格上だろうが,場所の相性悪かろうが,こんな状況になっちゃったからにはどこかでアップセット起こさないといけないんだよ。
まだ時間はあるぞ。がんばれ。


選手評価をざっと。やっぱ現地だと臨場感サイコーだけど,試合はちゃんと観れないので(騒ぎすぎるからともいう)あとから変えるかも。

GK杉山力(7):神がかっていた。小笠原のPKストップなどで貴重な勝ち点1をもたらす。精神的にいい状態にいる感じ。

DFヨンアピン(5.5):PK献上は痛かったが,徐々にフォームを取りもどしつつある。ビルドアップもなかなか。

DF福村(6):常に体格で勝る相手とのマッチアップだったが,奮闘。パスワークには確実さを求めたい。

DF犬飼(5.5):可もなく不可もなく。セットプレー時にはもっといいポジションをとって欲しいところ。

MF本田(6):久々の先発も広範囲をカバーしチームをまとめた。攻めの意識がもう少し欲しかった。

MF八反田(5):持前の運動量は影をひそめた感じ。もっとチームを回す潤滑油になって欲しかった。

MF枝村(5.5):積極に前に絡む動きは見られたが,効果的な仕事はできず途中交代。

MFデューク(5.5):やや省エネの前半からギアを上げ始めた後半途中で負傷退場は痛い。パスも雑さが目立った。

MF河井(6):プレーはあまり効果的ではなかったが,1点モノのクリアで6点あげちゃう。

MF大前(5.5):動きはなかなか良く,1トップ時にはよく走ったが,3回ほどの決定機はいずれも枠を外す。エースの仕事だぞ。

FWウタカ(5):いいボールが来ないのは気の毒だが,うまく収められなかったのも事実。しゃにむにゴールを狙って欲しい。

MF石毛(5.5):得意のミドルはあと一歩だった。あとは目立つプレーはなし。

MF六平(5):うまく試合に入れず。運動量が少ないぞ。

DF松原(-):負傷したデュークに代わり左アウトサイドで出場。チームが失った「高さ」では貢献したが,プレー時間は短かった。

大榎監督(5.5):やっとダブルボランチにしてくれたか。交代選手の人選はちょっと微妙。


村田は?ねぇ村田はいつ出すの・・・・?

レッズ戦

行ってきました。
去年はチケット買ったのに,無観客試合になってしまい払い戻し。
一昨年は勝って騒いでたら,囲まれてて2時間くらい出れず。
そう考えると普通にさいたまスタジアムでサッカー見たのって久しぶりだったんだけど,まぁ普通に負けたよね。
シュート本数が多い=攻め込んでいたとは言えないけど,割とちゃんとした試合が出来てたと思う。
(レッズ=無敗記録更新中=強い=レッズが終始優勢と見ていたテレビの言い方は閉口というか苦笑した)
状況はアレだけど,悪くない試合だったので,みんな最後まで応援したし,帰ってきたメンバーには拍手で出迎えた。
取り急ぎ,自分勝手な寸評を。


GK櫛引(6):失点は仕方なし。レギュラー奪取後は飛び出しの判断が抜群に良くなった。足元のヤバさは相変わらず。

DF犬飼(6):病み上がり後の初のフル出場がこのタフな試合だったけど,空中戦の強さは頼もしく,大きなミスもなし。

DF福村(6):恐れずにラインを高く保ち,果敢にプレッシャーに行った姿勢は評価されるべき。ボールはやや持ちすぎかな。

DF松原(5):若武者にとって試練の日となった。ミスも多く,攻撃ではリズムが止まる要因になってしまっていた。

MF枝村(5.5):スタートの位置が低かったせいで攻撃参加はできずフラストレーションが溜まるなか,守備で奮闘。

MF竹内(5):中盤が人数過多だったため,得意の縦パスはなかなか出せず。失点時のヘディングはもっと前に飛ばしたかった。

MFデューク(6):警告は受けたが,超人的な運動量で関根の攻撃をよくケアしていた。連携が合わず珍しくイライラしていた。

MF水谷(5):よく走ったが,見せ場は前半のミドルのみ。持ち味の出る試合展開ではなく最初に交代。

MF石毛(5.5):水谷同様持ち味は出せず。サイドに移ってからは効果的な攻め上がりがあり,器用さは発揮した。

FW大前(5.5):いくつかあった決定機をモノにできていたら…。動きは悪くなかった。

FWウタカ(5.5):ポスト役に腐心していた印象だったが,ボールはよく収めていた。

MF金子(5):攻撃に変化をもたらす動きを期待されたが,ミスが多く,難しいゲームに入れなかった。

MF高木(−):金子と同様。出場時間が短く,採点対象外。

FW北川(−):短い時間ながら右サイドの高い位置で鋭い切り返しを見せ,才能の片りんは見せた。

大榎(5.5):守備時の5バックはそれなりに機能。プレスの位置で選手間で戸惑いが見られたので,試合中に修正が欲しかった。交代カードは不発。

まぁ目の前で優勝されなくて本当によかった。
さっさと帰ったので,18時24分の浦和美園発に乗りました。
来年は絶対勝つぞ!

(そのためには残留頼みます)