センスのいい扇子が欲しい

どうも、
この間の美容室での会話


『今回は色をちょっと変えてみました』
俺「あー確かに」
『前より少し明るさを落としているタイプのやつで…』
俺「マット系ってやつっすか?」
『さすが、よくご存知で』


これが、2012年のシャレオツオブザイヤー受賞決定となりました。
ffです。
ffちゃんだぜ?シャレオツだろー?




ナビスコ決勝直前の高めのテンションでお送りした前回ですが、
結果は皆さんご存知の通りマット系…
じゃなくて、エスパルス負けました。


そういやまだ試合の振り返りがまだ出来ていません。


敗戦を引きずってるのかというと、そんなでもない。
その後リーグ戦の連敗も悲しいけど、そんなでもない。


ていうか、録画してたやつをまだ見てないのが振り返れない原因で、


忙しいから見てないのかというとご周知の通り俺に限ってそんなわけもなく、


親父が帰って来たのでなかなかテレビが空かないってのが原因で、


ていうかいつの間に親父が帰ってきたのかという話にもなり、


ていうかいつからどっかに行ってたのって話になり、


実はただの単身赴任を2年してきたっていうだけの話で、


そもそもあんまり口きいてなかった俺も母親も何でか今は普通に話してるとか、


ていうか口きかなくなったのはいつからとか、


潜入してただけのアイドルのライブに普通に行くようになったりとか、


色々書いてないことだらけなのですが、


それでよく晒し首、なんてタイトルの日記やってるな、とか、


そもそもお前のプライベートなんざ毛ほども知りたくないわ!とか、


まぁ色々あるでしょう。あるでしょうとも。


よって、今回はアレです。





日本サッカーリーグのキャンペーンポスターをいじって遊ぶことにします。


色々諸々の話はまた次回ということで。


だってすごくいい素材だったんだもの!


日本サッカーリーグとは要はJリーグの前身となったリーグですね。
大きな違いはプロか否か。


その時代、20周年を記念してキャンペーンポスターがつくられたのです。
作成は天下の博報堂!これはオシャレでシャレオツなキャッチーでチャッキーなものに違いありません。
画像はないので、標語の面白さを味わってくださいね。





まずは記念すべき最初の作品。


第20回「格闘技宣言。」(モデル:釜本邦茂



いきなりサッカーとかけ離れてきたーーーー!

つまりアレですね。
格闘技のようなバチバチ感を出してエキサイティングな試合をしますよ、と。
何という高度な隠喩。
最初につくったポスターでいきなり格闘技宣言なんてなかなかキャッチーですよ。



ところでこれ見てる人に聞きたいんだけど、



キャッチー、っ て な に ? ?



ま、まぁいいか。



サッカーも今ほど周知されていない時期にいきなり格闘技宣言しました日本サッカーリーグ



続いてはこちら。




第21回「見せてくれ、蹴闘。」(モデル:明石家さんま



ダジャレできたーーーーーー!!


シュールな隠喩の次はベタなシャレです。
「蹴る」と「闘う」を組み合わせた造語を、「シュート」に近い発音で読ませる。



何て言うか。



ジャンプの漫画キャッチフレーズコンテストで上位に食い込みそうです。




あ!




キャッチ・・・。また出てきやがった。




またしてもキャッチーなフレーズで攻めてきた2作目。
さりげなくモデルが早くもサッカー選手はあきらめて芸能人になっている辺りもポイントです。
さんまさん。
なんだかさんまがスベっているみたいで不憫だ。




そんな、とにかくキャッチ!なフレーズが続きますが、
3作目。



第22回「サラリーマンサッカーの時代は終った。」(モデル:奥寺康彦=古河)


終わったもなにもいつ始まったんだ!!


要はアマチュアサッカーじゃないぞ、と。
プロ化してないから結局アマなんだけど、それでもアマチュアじゃないぞと。
サラリーマン=アマチュアという括りつけはちと強引な気もしますが、
レベルは1つあげてくぞ!という意思を感じることはできます。



例えが隠喩に戻ったのと同じで、モデルも選手になりました。



サラリーマンのサッカーは終わり。では、今後はどうするか───
そのアンサーが続く4作目にあったのです。




第23回「ことしは、牛若サッカーです。」(モデル:武田修宏=読売)



う、牛若・・・っ!!



非常にジェネレーションギャップを感じるフレーズですね。
牛若というフレーズが持っている(持っていた)スタイリッシュなイメージを押し出し、
新たなファン層の開拓を狙うものでしょうか。
モデルも当時の若手イケメンサッカー選手、武田を起用しています。


前作と比べ、敬語を使用することで、
「サッカー選手=礼儀がよくない」のイメージの払拭にも一役買っています。


ここまでスタイルに関するイメージのフレーズが多い中、
サラリーマン、牛若ときて次はどんなサッカーを標榜するのでしょうか。
それが続く5作目。




第24回「仏の顔も、二十三回までだ。」(モデル:釜本邦茂



仏、気がなげぇぇぇぇぇぇ!!


なんということでしょう。
通常は3回まで許してくれることで懐の深さを示してきた仏サマ。
今回はなんと23回までオッケーです。
ていうか何が23回までオッケーなのか、さっぱりわかりません。


今までの日本サッカーリーグの23年を全否定しかねないこのフレーズ。
モデルもまた強面の重鎮、釜本氏に戻っています。
どこにも仏の要素のない、っていうか地獄の閻魔様みたいな人な気もします。


5作目にしていくトコまでいった感のあるキャンペーンポスター。
次はどんな標語なのでしょう。
24回目は許してもらったのでしょうか、すごく気になります。




第25回「クリーン&エキサイティング」(モデル:なし=試合写真)




イッツ・ベリー・シンプル!



今まで複雑な例えをし過ぎたのでしょうか。英語覚えたての中学生が考えたようなフレーズになりました。
過去の「格闘技宣言」や「蹴闘」といった強めのイメージでいった初期作とは違い、「クリーン」を謳っています。
もしかしたら過去の誇張表現が23回までだったのでしょうか。
すごくシンプルです。


モデルも過去の「牛若」武田氏や「仏の顔」釜本氏からクレームでもあったのでしょうか。初のモデルなし。
25周年って割とアニバーサリーな気がしますがそのへんもシンプルにスルー。


ここまで落ち着くともう終わりでいいんじゃないかと思う標語ですが、
Jリーグの開幕までまだ2年あります。
いくとこまでいって、落ち着いた先にはどんな言葉があるのか───





第26回「ペレストライカー」(モデル:デビッド・ロイド・オースチンミハエル・ゴルバチョフのそっくりさん)




なんだソレ!!


まさかとは思いますが、
モデルとなったそっくりさんの元の人の政策をもじったものだとしたら・・・




考えた人をぶっとばしたいですね。
いや、ここは民主的に朝まで問い詰めたいですね。



ペレストロイカ。ペレストライカー。
・・・うん、すべってる。



まさかのここにきての親父ギャグを持ってきた天下の博報堂
きっとこのフレーズ考えた人は壱岐支社に左遷でしょう。
そして最後。
終わり良ければすべてよし。
最後には素晴らしい標語を持って来るに違いありません!




第27回「ガンバレ!!ペレストライカー」(モデル:アーチー・ケッセル、ジョージ・ブッシュのそっくりさん)




まさかのペレストライカー推し!!!


前回の親父ギャグフレーズに「ガンバレ!!」つけただけの最終回。
ダサすぎて一周回って逆にカッコいいのかもしれません。
サッカーの王様の名前を拝借してここまでスベるなんて。



そしてなぜかモデルがブッシュのそっくりさん。「ガンバレ!!」が一番合わない人選。



最後にしてすさまじいセンスをみせつけたキャンペーンポスターの標語。
今までのが素晴らしい作品にみえてくるから不思議です。



さて、色々と書くことはあったのに、敢えて別のネタで書いてみました。
我がエスパルスナビスコ決勝で敗れて以来、リーグ3連敗。
そして最終戦もホームでスコアレスドローというしょっぱい幕切れ。
そんなチームにはうってつけの言葉を贈り終わりたいと思います。







ガンバレ!!エスパルス!!