タッキー・アンド・ハダカ

どうも、ジャック・スパロウがよく使う『お分かり?』がいまだにしっくり来ないffです。
たぶんもっといい和訳があるはずなんだ。




先日は多摩の奥地で滝を見に行きました。


メンバーは前のバイト先の知り合いで、


・キックボクサー


・お笑い芸人2名





あと無職という4人でした。




メンバーの職が違いすぎるので車の運転はもちろん僕でした。
行きは拾う分もあり4時間超の運転。
超ライトドライバーの僕には拷問に近い。


しかもその前々日にボルダリング(室内でやる壁のぼり)やったので
遅れてきたルーキー、じゃなかった遅れてきた筋肉痛が鈍い痛みを前腕に走らせます。
これはなんてBOOMERでしょう。
ハンドリングもおぼつかないZE!


しかし、です。




滝と言えばマイナスイオンの宝庫。



マイナスと名がつく中で唯一と言ってもいいポジティブな存在。
マイナスドライバーなんていつ使うかわからないんだぜ。


元々癒しが目的で滝へ行ったのではありますが、
その光景は神々しく気品に溢れ、神秘性が満ち溢れた空間でありました。


つまりは疲れも吹っ飛ぶ効用だった訳です。





伝わる気は全くしないけど載せてみる




雰囲気がいいもんだから
「で、滝には誰が入るの?」みたいなノリになり
一人がしぶしぶ脱ぎだす。








準備はばっちりだった様子




さすがボケ担当。


この後も彼に続く人も現れ、
近くにいたオジサンが「大丈夫?」と話しかけてくる具合でした。
オジサンは体のことを聞いてたのでしょうか。それとも頭かな?



しかし直接イオンを吸収した彼らはもう何かをやり遂げた顔をしていました。
それはもう童貞を卒業した若者以上に何かが変わっていた。




その後はオジサンが妙に俺らに興味を持ったらしく
「この先にもっとすごい滝があるけど良かったら来るかい?」
みたいなことを言ったのでそこにいくことに。




ただよくよく聞いてみると
その先の滝については行ったことはないし、
何分かかるかもわからないし、
そもそも地図を広げて「ここはどこだっけ?
とか聞いてくる陽気なオジサンでした。
そんなオジサンに心で「アンタが大丈夫?」と問いかけたのは言うまでもありません。




車で3分くらい坂道を登った後に山道を歩く。
そこは完全に山道でケモノミチで舗装なんて概念が存在していません。
足場だけでは不安定なので手を使ってバランスを保って登っていく。
運動神経では間違いなくビケの俺が割とスムーズに登れたのはびっくりした。


こんなことでボルダリング(バングリングベイとは違う)が生きるとは。
何が起こるかわからん人生。人間万事塞翁が馬






登った先にあるのは意外とおとなしい感じの滝



帰りに車に乗り込むと
ちょうどさっきのオジサンたちが徒歩で坂道を登ってきた所だった。
「滝はそのへんかい?」
ポジティブシンキング
『いや、こっから坂道で15分くらいかかりますよ』
と返すと何とも言えない顔になった。


『気を付けてくださいねー』と言うと


大丈夫、山は慣れてるから
とまたしてもポジティブシンキング。


次回は車で来たうえで地図の見方を覚えてくるともっといいかもね、
という言葉を飲み込んで僕らは帰ってきたのだった。




帰り道は2時間ほどだったが、
割り込みされても前の車がチンタラしてても全然イライラしない。
これはなんてブギーな胸騒ぎだZE!


やはり滝の力はスゲーな!と感服しました私。
これからの生活疲れ知らずでポジティブで、
ゆくゆくはさっきのオジサンのようになりたいと思いました。


いや、やっぱりそれはない。




帰ったら帰ったで飲みたいのでみんなで池袋でカラオケで
延長に次ぐ延長で甲子園だとしても確実に再試合だったであろう
そんな時間を飲んで騒いでました。
もうのどがgara-garaだ。


そうやって家に帰って明け方に寝て起きたら、(10時間後)







とてつもない疲労感が襲いかかってきたのでした。




キチガイの宴はマイナスイオンを凌駕する・・・・・ッ!!