パラソル・ユニバース

どうも、スカパーの映りを良くしようとアンテナ動かしたら
全く映らなくなったffです。
おかげでエディ・ボスナーの豪快FK見損なったぜ。


いやーエスパルスはお陰様でホームで連勝いたしましてね。
早くも首位浮上でございますよ。
去年はたった1週で陥落したんで今回はもっと続くと思いますよ。


ただ、とりあえず今のうちに順位表を心に刻んでおくことをおススメします。




さて、昨日は友達の参加したお笑いライブを観戦してきました。
下ネタに次ぐ下ネタでPTAには推奨はとてもできませんが僕は腹抱えて笑ってました。


いやーすごいなー。
しっかり仕事してて



で、今日は地元の友達とサッカー遊びしてました。
本格的にやっているとはとても言い難い技量なんで「遊び」つけて自重しましたよ。


俺と遊んでいるのヒマ人かと思いきや、
休日だと言うのに掛け持ちの仕事を午後に抱えているというしっかり者でした。


やっぱり結婚&子供誕生予定の男は違うね。
近くて遠いんだ。もう。いやーすごいなー





そんな中、一昨日に「一緒にハローワーク行こうぜ!」
と誘ってきた奴もいました。


中学と大学が一緒だった彼は生徒会もやってた哲学系の人間。
そんな彼とハローワーク帰りにスタバでお茶(コーヒーだけど)するとは夢にも思いませんでした、ええ。
平日の真っ昼間ですからね。


しかしこじゃれた店のメニューって何であんな長い名前なんだろう。絶対噛むよ。
あとサイズもややこしいからS・M・Lで統一してみてはいかがだろうか。
それにしてもコーヒーフラペチーノとシナモンロールはどちらも甘くて相性は良いとは言えなかったなぁ。



横でもっとおしゃれなドリンクをドリンキングしてる彼は
「仕事とは!」みたいな話を横で色々と言ってたんだけども、
俺らのいる2Fから外の商店街の通りを見下ろせるロケーションだったので、
性というべきか聞き手の役は放棄して通行人やらをぼーっと見ていた。


そこで気になったのが手相占いのオジサン。


よく見かけるっちゃ見かけるんだけど、
客がいる状態ってのをあまり見かけたことがなかった。


しかしこのオジサンは違う。


次から次へと客がやってくる。
それはもう、観光名所かのように。
占いのミシュランの星でもついてるかのように。


まぁ、それはいい。


気になったのはそのオジサンが屋根のように頭上に広げていたパラソル。
アーケードのある商店街ではないので雨避けか、年寄りだから日光対策かもしれない。
これも見かける光景ではあるが、このパラソルの強度が問題で・・・。




見始めてからものの数分で完全に逆に反り返っていた



よく台風のときなんかに傘差してる人がやってしまうアレだ。
骨が反り返ってしまってもう使い物にならない。
空に向かって一斉に指している様は何かのアンテナのようだ。
学術的な名前をつけるなら「ソリアーノ」なんてどうだろう。ダメか。


下のオジサンは気づいていない様子で柔らかそうな口調で話している。
客もその話術に引き込まれたようにウンウンと頷いている。


その様が妙に滑稽で笑ってしまったので、さすがに横の彼も気づいた。


「どしたん?」
『いや、あのオジサンwww』
「ああ、傘みたいのとんでもない事になってるねぇ」
『近くの垂れ幕とか見ると全然風吹いてないのにあの傘だけwww』



そうなのだ。全然風は強そうにない。
それでもあのパラソルはソリアーノしている。
なぜだろうと思ってると横の彼が面白い事を言った。


「あーあれはきっとオジサンのテンションを表してるのではないかな」
『マジ!?じゃあテンションはビンビンってこと?』
「だと思うよー。鬼太郎が妖気を感じて髪が逆立つみたいな」
教師びんびん物語みたいな?』
「それは違うと思う」


ノってくるときとノってこないときの境目がいまだにわからないが、
とにかくそう思いながら傘のソリアーノ係数を見てると余計面白くなった。
成程あんだけソリアーノする位だったら占いもさぞかし当たるに違いない。
ただ1つ席が離れた場所にいた女子大生風の子はすぐに席を立ったが俺らとは無関係だろう


客もどんどん入れ替わり、ある老婆の番になったとき、
もうはち切れるのではないだろうか、とばかりに剃り返った。間違えた、ソリアーノした。


「ほほう、オジサンの好みは年上らしいですなー」
『まだまだ元気なのですなー』
「鬼太郎だったらぬらりひょんが接近してきてもあんなビンビンにはならないですぞ」
『トシちゃんの生え際もびんびんとヤバくなってきてるもんな』


社会的にアウトかセーフかというと完全にアウトの会話をしていた俺らだが、
この話をしているときは面白かった。


そろそろ店を出るかーと言う頃には仕事の話も進んでいて
「結局楽しければそれが一番だよね!」
という色々話した割にはずいぶんとゆったりとした結論も出ていた。


そうして店を出ると知らぬうちに雨がぽつぽつと降りだしていた。
ここで気になったのはあのソリアーノ状態のオジサン。
そう思って手相屋のあった方向をみてみると、










誰よりも早く店じまいをしてもう帰る所だった。