思わずむせた初体験

↑このタイプのタイトルって幾千パターン作れるから便利よねー。


細かく考えれば人生初体験だらけですもんね。


どうも、ここ数年素人童貞のffですよ。




という訳で初体験です。







それは・・・ケムリ。




パンクバンドじゃないですよ。




喫煙です。




そう、老け顔なのにタバコ童貞だったんです。


英語風にすると、
スモークチェリーボーイだったんです。


ところで本当に英語で童貞ってチェリーって言うんかいな?(←九州風)




だって、ケムいじゃないですか。


大体タバコ吸ってみようと思うのって、
オトナへの反抗心がきっかけだと思うんですよ。


加護ちゃんとかダルビッシュ然り。
しかしこの二人今や雲泥の差だな。


僕なんか大人に全面的に屈服する少年だったもんね。


友達が「この店ちょろいぜー万引きしよーぜー」なんて言いだしたときには
「やめなよーお父さんとかお母さんに怒られるよー」って言ってましたからね。


あびる優も僕みたいな友達がいればよかったのにねー。


それと同類が集まるっていうか、
僕の周りには不思議と喫煙者は少なかったのでした。


(単純に友達の分母が少ないって話もある)


おそらくみんながタバコを覚える年頃に覚えなかったので、
そのまま「タバコ吸わない人」という位置が出来上がったのでした。


カラオケのバイトとか、
今までの会社の同僚の人はヘビーなスモーカーさん達ばかりでしたけどねー。


で、この間そのカラオケのバイトの人たちと飲んでるときに
新作のタバコを配ってるプロモーションのねーちゃんがやってきて、
「この中でおタバコすわれる方がいらっしゃいましたらコレ差し上げますよー」
と言ってきたので、みんなのためにも
「あ、僕も今は持ってないけど吸うんすよー」
って言ってもらったんですね。


そしたら「1本吸ってみれば?」みたいな話になり、
いきなり大衆の面前で公開タバコ童貞喪失が始まった訳です。


口にくわえたはいいけど、火がもうつかない。


そこで先輩方のアドバイスは、


「乳首吸うようにタバコ吸って火つけるんだよ」


なるほどそれならわかりやすい。





ついたはいいけどそのあとどうするかもわからない。


みんなは「吸って、また吸うんすよ」みたいなことを言う。
僕はどうでもいいけど「す」多すぎじゃないか、みたいなことを思う。





…全然おいしくない。


皆さん僕の反応をうかがっていて注目している。
当然むせた。
だいたいこうやって見られるのは緊張してしまって余計ダメだ。



「じゃあこれならどお?」
先輩が自分のタバコを差し出してくる。




ちく・・・じゃないタバコを吸って火をつける。


さらに吸ってケムリを中にいれt・・・






ゲ、ゲホ!ゲホゲホなんだこれ!




なんていうか、けむい!


けむくてきもちわるくて、なんかけむちわるい!





笑う先輩にこれ何すかと聞くと、
セブンスター14ミリ。
タバコよく知らないおれでもタバコ童貞卒業したばかりの奴が吸う代物じゃないことはわかる。
うぬれ、はかったな!




しかし、こういうのは慣れてくれば馴染むものです。


ちくび・・・じゃないタバコを吸って火をつけて、
また吸ってケムリを中にいr・・・・







げ、げほげほげほ!



もうあれだ。



もう二度とタバコなんて吸わない!


純潔が汚されてしまった。