18年

18年


もう貴方が我が家に来てそんなになるんですね


それが長かったのか、短かったのか


世間的には長く持った方なのでしょうね


ただ短くも感じてしまうのはなぜなのでしょう


きっと貴方がずっといてくれるような、
そんな願いにも似た思いがあったからなのかもしれません


思い返せば
小学生2年のときにやってきた貴方は
それ以来僕の生活とともにあったような
そんな気がしています


途中
他のものに心奪われることは確かにあったけれど


やっぱり貴方が一番僕には合っていた
そう思っています


他が先に動かなくなる中
貴方は老体に鞭打ち
僕を常に楽しませてくれました


でも


貴方はもう
動かない


何度も
起き上がってきた貴方が


何度も
起こしても


動かなくなってしまいました


僕にとって
貴方のいない生活は何か
ぽっかりと
大きな穴があいたようなものです


でも


今年で26になる僕には


これでよかったのかもしれない


そろそろ貴方を卒業するべきなのかもしれない


だからもう貴方を無理に起こすことはしません


ゆっくり休んでください


僕はずっと貴方を忘れません


ずっとずっと


忘れることなんかできませんが


それでも僕は前を向いて生きていこうと思います


今まで本当にありがとう


ゆっくり休んで下さい


僕の






スーパーファミコン