ダルそうとかシケた面してるとかよく言われるけど、客観的に見てみたら確かにそうだった

前回は久々に更新なものの、反響見事になし。


ダルビッシュffです。




そんな注目度に逆に安心して清水エスパルスの話をします。


サッカーもしくは清水エスパルスに興味ない人には何言ってるかわからず、
かといってサッカー知ってる人には程度の低い話なので、
結局誰にもお勧めできない話になります。
まぁせっかく観戦に行ったので形に残しておきたいんだぜ。




5月11日カシマスタジアム
ここに来るのは2年ぶり2回目。(甲子園風)
前回のカードは鹿島VS広島だったから純粋に試合を静かに楽しんだが、
今回はそうはいかない。

4試合連続ドロー、5試合勝ち星ナシと調子の出ない我がエスパルス
相手は暫定2位ながら首位浦和との勝ち点差わずかに1のアントラーズ
対戦成績はこちらに分があるものの、現状は確実に格上といわざるを得ない。
ちなみに鹿島に通産成績で勝っているのはウチと川崎だけなんだぜー!?
…そんな昔の栄光が懐かしい今日この頃。




フォーメーションは同じ4ー4ー2、
サイドを起点としたポゼッションサッカーという目指すスタイルも似てるのに、
どうしてこんな完成度に違いがあるんだろうか。


しかしオリヴェイラは選手の特性とかクラブの伝統とかに自らの哲学をマッチさせるのが上手い監督だ。
一昨年の終盤は驚異の滞空時間を持つ田代のポストを起点とするもっとゴリゴリしたサッカーをしていたはずなのに、
ウチがやりたいサッカーをこうも見事に作り上げるとは。




鹿島は中盤がボックス型になる珍しいチームで、
空いたスペースをサイドバックが最大限に活用するのだけど、その裏をまず狙いたい。
ただ、そこは青木や小笠原といった危険察知に優れた選手がそつなくカバーするはず。
真の狙いはそうした連動した守備の途中に生まれるギャップを突くこと。
サイドを崩した結果、そこにフォローに入った青木のいない中央を突破できれば………という。
勝機があるとしたらその攻撃が上手くいったときかラッキーのセットプレーしかない。
そんなことを思いながらキックオフ。




エスパルスのスタメンには悩める大砲ヨンセンが復帰。中盤両サイドには枝村と兵働が入った。
まだチームの戦い方が定まっていない感じだ。




なんと、


開始早々にいきなり失点する悪夢のスタート。
ギャップをつく以前にサイドが完全に主導権を握られているではないか。
左は児玉と枝村、右は高木と兵働がそれぞれいるはずなのに、
サイドバックしかサイドの選手のいない鹿島に圧倒されている。


内田・朴の両サイドバックが極端にライン際にオリジナルポジションを取っていたのが一つの原因。
サイドバックを使う時にはライン際を必ず意識するという戦術が徹底されていて、
なかなか捕まえ切れない要因になった。


もう一つは全体の連動性。
オリジナルがサイドの選手は一人だが、
状況に応じて他の選手が絶妙のタイミングでサイドに起点を作るのだ。
マルキーニョス・興梠のFW陳に加え、
本山や小笠原も機を見計らってサイドに流れてくる。
しかもキープできる選手だらけだから厄介この上ない。
特に前半のマルキはボールを貰う動きも持った後の動きも実に見事だった。


健太はやられっ放しだった鹿島の右サイド(内田)対策に中盤両サイドの枝村と兵働の位置をチェンジ。
去年FC東京戦で石川を封じた形はそれなりに結果を見せたが、形勢を変える程ではなかった。


ボールを奪えるのは相手がミスした時だけ。
守り一辺倒だったもんだからいざ攻めに回っても全く切り替えが出来ない。


テレビで見てる印象だとあんなに攻守の切り替えが悪いのはパスコースがないからだと思っていたけど、
ボールを持った選手の判断の遅さを非常に感じた。
特に兵働。パウロ並に遅いのねー。




あれ、これ大丈夫か。
誰も読んでないんじゃないかな?
しかもずいぶんと前の話をしとるなー。
もうすでに1試合こなした後ってのはみんな言わない約束だぜ。





まったく良い所ナシで前半は終了。
1点で済んだのがせめてもの救い。


健太もさすがに手を打つ。
前半攻めに守りに中途半端だった高木純平を下げて辻尾。
同ポジション同士の交代で見た目は非常に地味。
懐疑的な目を向ける人は少なくなかったものの、これが吉と出る。


辻尾はサイドバックというポジションながら右サイドの攻撃をひたすら狙う。
鹿島が前半、内田でやっていたような動きを辻尾が始めたのだった。
エスパルスのボールが回り始め自力で相手ゴール前まで運べるように。



しかし!



鹿島の流れるような攻撃が炸裂する。
中央で華麗にオーガナイズする小笠原からマルキーニョスへパス、
見事なキープからゴール前でスルーパスすると誰もいなかったはずの空間に本山。
西部をかわすようなキックがゴールに吸い込まれ0−2。
清水応援席には早くも絶望感が漂う。


全然ままならない時間帯に点を取られるのはある意味必然なのでしょうがない面もあるが、
せっかくペースを握り追いつきムードとなった瞬間の失点は精神的にキツい。
鹿島の試合巧者ぶりが発揮されてしまったというか。非常に悔やまれる失点。


前節は千葉を相手に2点差を追いついたが、
再現するには非常に難しい相手だ・・・。
なんでいつも出だしで躓くのだ、エスパルスよ!


ただ、過密日程の影響で鹿島の運動量は急速に落ちていく。
辻尾投入で出てきたリズムも幸いに落ちていないが、
肝心の辻尾にまだいい形でボールが来ていなかった。
そんな中ロングボールに辻尾。持ち味のスピードを生かしたドリブルを仕掛けていく。
朴に一回突っかかるもルーズボールを素早く収める辻尾。この辺は気持ちだ。
中央に絶妙のパスを送ると後ろから現れた枝村が押し込み1−2!!


テンションの落ちかけていた俺も一気に爆発。
辻尾スゲーーーーー!!



その後も伊野波が負傷で、内田が疲労でそれぞれ交代。
本意でない交代が続き、流れは明らかにウチ。


そして切り札、原一樹の登場!
今俺が最もアツいと思う男の原の登場で思わず絶叫。
交代相手がエースの岡崎だったのは疑問だけど・・・。
パワープレー用にヨンセンが必要なのはわかるが、ここは兵働か枝村じゃないかなぁ。
疲れているのもあるけどやっぱりウチのエースは岡ちゃんなんだからさー。



そんな中でも鹿島で光るのは小笠原・青木のセンターハーフ
主にオガサが中央でボールを捌き、両サイドへ展開。
それを見事にフォローし続ける名副官こと青木。
特に青木の出来がよく、この二人には結局試合中ずっと苦しめられた。





ここで実は事件というか大変なことが起こっていた!


後でこの辺り(78分)の映像をスカパーで見ていたら
コーナーにチャンスでしっかりスタンドで応援している俺が映っているではないか!
祝☆テレビ出演!


しかしこの頃の俺はメチャメチャテンションが上がっていて
ノリノリで応援していたのだけど、画面からはそれがまったく伝わってこない。
手とかダラダラでブカブカのシャツ着てたりしたので物凄くダルそうに応援していた。
顔もテンション上がってるとは思えない程どよーんとした顔をしていた。
なるほど、みんな俺のことをこんな感じで見ていたんだなぁ。
なるほど、色々納得した。



まぁそれはほっといてさらに攻勢に出るエスパルスは藤本を投入。
何と攻守の要の伊東との交代。


伊東の存在感は相変わらず絶大で、危険ゾーンには必ずといっていいほど顔を出していた。
小笠原と青木を捕まえるには彼らのポジションが低すぎてなかなか捕まえられはしなかったけど・・・。


ただ同ポジションの山本真希がポジショニングにおいてかなりの成長を感じられたのも事実。
健太は敢えて無限の可能性を持つこの若者に中盤の底の守りを全てまかせたのだった。
でも動けなくなっていた兵働がピッチに残っていたのも事実なんだよなー。


辻尾に藤本、そして原が流れてきたときの右サイドの攻撃は圧巻。
ホントにもう少しで点が入るんじゃないかと思ったほど。
原が倒されたシーンはあわやPKかと思われたが、判定は何と原のシュミレーションでイエローカード
おいふざけんな審判!
あんなイイ奴の原がお前らを欺くシュミレーションなんてする訳ねーだろ!
あれはただつんのめった・・・じゃなくて相手に倒されたんじゃねーか!
まったくアウェイ判定に泣かされるぜ。



鹿島の攻撃もこぼれ球にフリーで打った野沢のシュートがラグビーのように
遥かゴールの10メートル上に飛んで行ったりとやはり恐ろしい。
てか、あれは本当に息の根を止められるシーンだった。
ナイスラグビー、野沢。



最後はもう何だか辻尾ー!とか原ー!とかもうキャーキャーうるさい方になっていましたよ。



そんな俺の頑張りも報われずに試合終了。本当に疲れた。
結局エアポケットみたいな時間帯に入れられた2ゴールは追いつけもしなかった。
実に悔しい敗戦。


エスパルスは応援がいいことで実に有名ですが、
今回もアウェイ席では90分ずっと立ちっぱで応援し続けていました。
歌にダンスにヤジに絶叫・・・。皆さん本当にお疲れ様です。
あんだけいいサポーターがいるんだからもっと前半から魂見せて闘って欲しいぜ!


いつもエンジンかかるのが後半途中からで結局勝ちきれない。
もう何試合こんなことを続けたら気が済むんだよ。


ただ、こんな試合でも何個は発見はあった。



・辻尾のドリブル
これは非常に大きな武器になりそう。てか先発させてやって欲しい。



・真希の成長
さっきも触れたけど。伊東は組んだ相手が本当によく成長するね。



・枝村の喜びの持続時間
やっぱり5秒くらいしかもたなかった。



・ダメだった人たち
兵働がいまひとつの出来。スタミナがないのよ彼。
敗因は向こうに小笠原がいて、こちらにはいなかったということ。
あと高木。もう辻尾に代えて欲しい。高木である意味がわからない。


ヨンセンのフィット
今日は岩政という強敵とのマッチアップだったのでキツかったが役割は果たしてたような。



・西部のキャッチ難
強いシュートを打たれたら絶対に弾くだけでキャッチしない。
この割り切り方はキラいじゃないけど、これじゃいつかこぼれ球狙われそう。



・辻尾がいい
生で見てみて一番気に行った選手。てか早く先発させてよ健太。




東京からバスに乗って2時間強のカシマスタジアム
このド田舎から疲れ切った形で帰んなきゃいけないんだよ。
もう静岡から来た人とか本当にお疲れ様です。いい夕ご飯食べて欲しい。
茨城ってホント遠いなー!!




さて、こんな感じで徐々にトーンダウンした感じもしますが終了です。
一度書き始めてしまったので踏ん切りがつかずこんなダラダラ続いてしまったことを
ここに深くお詫びしようと思ったけどどうせだれも読んでないだろうからや〜めた!




そういえば先週の土曜日は清水エスパルス大分トリニータに勝って、
実に7試合ぶりの勝利をおさめたみたいだYO☆


大分は最下位のチームでけが人続出で
今ここに勝たないでどこに勝つんだ!?って感じですが。
とにかく勝ったこと&ヨンセンが目覚めたっぽいことには拍手喝采ですよ。


※次回はもうちょっと短くするように努力します。