小野妹子が男だという事実は意外に知られている
この間の休みにまた例のイトコ一家がやってきて、
そのイトコの息子が昔の俺の本棚をあさってて戻って来たら
手に握られていたのは
『聖闘士聖矢』で、
懐かしいな〜と思って
最初の見開きにある作者の車田正美のコメントを見たら、
『君は小宇宙(コスモ)を感じたことがあるか――――!?』
で始まってて、
やっぱりこの人はホンモノだなぁと思ったffです。
のっけから読者とコミュニケーション取る気ないもんなぁ。
もしかしたら車田先生は読者と触れ合う気満々なのかもしれないけど。
何だかわからないがとにかくすごい男だ。いや、漢だ。
普通に考えて小宇宙(コスモ)はなかなか感じれるものではない。
それをさえも『ファックスしたけど届いた?』みたいな感覚で言えるから凄いぜー。
アニメでも使われたこのフレーズを生み出しただけでもこの人の功績は後世に語り継ぐべきだと思うんだ。
そんな車田先生は正美というペンネームだが、
実は男だという事実はそんな知られていない。
そして、
『漫画家にとって「オレはこいつを書きたいために、漫画家になったんだ!!」という作品がある。
デビュー以来十年有余、オレも今やっと、ガキの頃から書きたかった作品を手掛けている。
その喜びでいっぱいだ。
燃えろオレの右腕よ!そしてすべての試練をのりこえて、はばたけオレの“男坂”!!』
とまで持ち上げて連載をスタートさせた『男坂』が
12話くらいで打ち切られたのはさらに知られていない事実である。
(一部ではことに有名)
そしてそのラストシーンがこちら。
普通は『THE END』とか『fin』とか『おわり』と出る。
と こ ろ が ! !
未完て。
未練すげぇー。
なんていうか、天才だよねー。
『ゆでたまご』先生が二人組だってことを知ったのも後だったし、
ハンターや幽白で有名な富樫先生の奥さんがセーラムーンの作者だと知ったのも後だ。
あのレベルEやよく休むことで有名な富樫先生が、である。
あのパワプロが大好きでかなり休むことで有名な富樫先生が(しつこい)
月に代わっておしおきプレイとかしてんだろーなー。どんなプレイだ。
そんなコメント欄が異常に短いことや休むことが大好きな富樫先生もかつては
『てんで性悪キューピッド』なるエロコメディーを書いてたことはあまり知られていない。
どんな感じかというと『りりむキッス』みたいな漫画です。例えが有名じゃないけど。
何が言いたいかっていうと案外人は色んな面を持っていて、
自分で考えているより人の本性は遥か及ばないところにあったりするってこと。
自分のすぐ近くで働いている人が実は重い欝かもしれないし、
欝だから休職してカワイソウと思ったら何食わぬ顔で転職活動しているかもしれない。
(あくまで想像の話)
電車で隣に立ってる優しそうな顔の人が実は殺人鬼かもしれないし、
その横の大人しそうな女の子はAV女優かもしれないし、
席に座って仲良くしてる二人は実は禁断の兄妹愛をしてるかもしれない。
ある殺人事件、
近所では有名な真面目な少年だった。
『まさかあんないい子が…』
しかし同級生は予兆を感じ取っていた。
『いやぁ〜正直俺はなんかやらかすと思ってたッスよ〜』
よくあるワイドショーだ。
血液型の話
『ffって典型的なA型だよねー』
『え、A型なの?見えないねー』
『B型っぽいO型だよねffって。あれ、違うっけ?』
もう俺何型でもいいや。輸血便利だし。
このように人は評価や判断を下した時点でそいつのことをある程度わかった気になるが、
その実はほんのウワベしか見てないのだ。
そしてたいていは自らウワベしか見せないし、人によって態度も変えたりする。
とここまで書いてきた俺ですが、
こんな話をしたかったことは全くなく。
何となく東武東上線の揺れに身を任せながらダラダラ書いていたりする。
今日はアレだ。
車田正美の話が出来ればよかったので後は蛇足みたいなもんです。
-未完-