ハイシャ

どうも、未だに俺に敬語を使う同期がいます。ffです。
そろそろタメという事実を受け入れるべきだと思うんですがね。




先日のこと。




ついに、










ついに歯医者に行った。




あれだけ行かねえと心に決めていた歯医者に結局行きました。
敗者です。人生の。


あれは年末。
今まで
『歯磨き最強論』
を唱えていた俺はどんなに歯が痛くなろうと、
いつも以上の気合いを入れて歯を磨くことにより騙し騙しやってきていた。
病は気からとよく言うが痛くない痛くないと自己暗示をかけることで
アレ治ってんじゃね?みたいな錯覚を生み出してきていた。
自らに焼け付く息を吐いてキアリクするという
1人対ゲマ戦みたいなハラハラ感を味わっていたのだった。


しかし年末。
年末である。
歯が痛い。
はがいたい。
ハガイタイ。
人生最大級の痛みが襲ったのだった。
甘いものを食べた瞬間。
ズキズキと凄まじい痛みがやってくるのだ。
水もダメ。暖かいものもダメ。酸っぱいものも辛いものもダメ。
何を食べればいいんだよ!!




こんな訳で何を食っても痛いし、
痛い左側を避けて右側でばっか食べてたらそっちも虫歯になりかけたし。
左から右に受け流しちゃったよ、痛みを。
どんなんだよ。
もう食欲自体が失せる。
人間の三大欲求の一つを完全に封じられてしまっては厳しい。
結果的に残りの二つに頼らざるを得なくなる。
全くお金がかかって仕方ない。
不便すぎる。





そんな日々を二週間続け、流石に限界がきた。
そのうち治ると願かけていたが、ようやくわかった。







こ れ は な お ら な い




気付くのにほぼ1ヶ月かかったよ。




そして久々の歯医者。
もう色々めんどいので一番近くにする。
『知り合いから聞きまして…』
みたいなしょうもないウソをついて予約する。
バカめ。
知り合いとは他人か友人かで言うと100他人だ。
そんな俺は知り合いだかけだぜ。ざまあみろ。




受付に貼られた紙
『最近は予約した方が来ないことが非常に多くなったのでやめて下さい』




やばい。帰りたい。
何だこの張り紙。ドタキャンにキレてるよ。
もう何か不吉な気がする。
パルプンテを唱えたらこだまとなって響きそうだ。
何だかヤバい気がする。




『はーい、どこが痛いんですかね〜。左上?この辺?それともこの辺?』
そういってフシュー…




お前バカだろ!!
痛いとこにフシューしたらアレだろ。
患者痛めつけてどうすんだ。ここホントに医者か!?
やべぇ早くも次回ドタキャンしたくなってきた。




このおっさん人のサンクチュアリにズカズカはいってきやがって。
でも歯科助手の女の人は可愛・・・・・



くはない。




それにしても。



俺かれこれ10分くらい口空けてるんですけど。
アゴがね、もうカクってきてるのよ。わかるかな。カクってなっちゃってるの。
そりゃあね、俺は男ですよ。
でも男だったら大きな口開けられると思ったらミステイクも甚だしいですよ。
骨の構造の問題でしょ。
性別とか根性じゃないでしょ。



でもなんだその目は。
男の癖にもっと開けられないのかよ的な。
ちゃんと開けてるからさ。
その上の歯と下の歯に棒挟んで無理やり開けっ放しにするのやめてくんない??



あと、あの可愛・・・
くない歯科助手
水吸わせるのが下手すぎる。
俺の喉に詰まってる水はもっと奥だから。
そんな手前にコォーってやつ構えても水吸わないからね。
そんなことしてるうちにウィーンってやるやつから流れてくる水が!
くそこれが水攻めってやつか。毛利の気分だぜ。




痛みを治しに行ったのに何だこの疲労感。




やっと地獄が終わる。




保険証を忘れずに出す。






『会計は本日3,800円になりまーす』




ふざけろ。



もう歯医者なんて通うくらいだったら歯なんか無い方がマシだ。