キセキノカチ

そういえば最近コメント全然ないな〜


とか思ってたら、ちょっとだけ増えてた。


そんな矢先にJリーグのことを書きます。





・・・またコメントねぇな。ffです。






本日はJリーグ最終節。
首位の浦和レッズを勝ち点1差で鹿島アントラーズが追う形で各地で試合開始。


正直言って、9割がた浦和の優勝だと思われていたと思う。てか俺も思っていた。
なんせ浦和の相手はあの横浜FC


最短でJ2降格決定。
2試合に1点しか取れない決定力。
1試合に2点取られる守備陣。
ケガで出れないビッグネーム(久保、奥など)


こんなチームに浦和がどうやって負けろと??


鹿島がいくら勝とうと、浦和が勝ったら水泡なのです。
奇しくも鹿島の相手は我らが清水エスパルス
思えば前々節、浦和の目の前の胴上げを阻止ばっかりなのに・・・。
しかし、ウチはどう考えても横浜FCより強い。それだけは間違いない。


つまり、鹿島が優勝するということはかなりのミラコー。奇跡なのです。


ところが


事実は小説よりも奇なりとはよく言ったもので・・・。
サッカーの神様のシナリオは予想外の展開を描いていた。




根っからの清水っ子の俺はスカパーで鹿島VS清水を観戦。
実は、カシマスタジアムは昔行ったことがあり、すごくいいスタジアムだったので、
『この最終戦一人でも見に行っちゃおうぜ』的なノリだったんだけど、やめた。
理由は目の前で優勝されるのも微妙だからね。


でもやっぱり気になるので1チャンの浦和VS横浜FCも同時観戦。



なんで俺がこんなに気になっているかというと・・・。



・Jリーグが好き。


・清水が好き。





・浦和が嫌い。




以上の理由からです。



もちろん、清水好き>浦和嫌い なんで、
たとえ浦和が優勝しようが、清水が勝てばそれでオッケーです。


ただ!


清水がもし鹿島に負けるとしたら。
どうせなら鹿島に優勝してもらいたい。
目の前で優勝される以上に浦和に優勝される方が嫌なんだ。




そんな俺、埼玉県民。




果たして、結果は2番目に望んだカタチで終わりを告げた。
可能性としてはかなり薄く感じていた。例えるなら日に3回目に出てきた精子くらい薄い。
鹿島大勝。浦和惨敗、だ。



3点はちょっとあげ過ぎた気もするが・・・。
今までちょうど1試合平均1失点できてたのに・・・。ちと余計だったな。
来期に向けてヤジ&オカコンビで点取って欲しかったんだけどね。まぁお疲れ。


首位の浦和が横浜FCに負けるのは意外だったなー。
開幕戦だって先制されながら2点取って逆転したんだからね。
焦りすぎた気がする。急ぐと焦るは別物だから。
ワシントンはイライラしてるし、ネネは不調だし。
怪我人の田中達也とか小野伸二出したってしょうがないよ。
巨大戦力にかまけてリスクマネジメントを怠ってたとしか思えないね。


横浜FCもなんで今日みたいな戦いが今まで出来なかったんだろ?
なんて、今さら言ってもしゃあないか。
しかし、年間通じてみるとホント弱かったナァ。
20試合ぶりの勝利が浦和なんてな。奇跡にも程があるよ。




それにしても鹿島の追い上げはまさに奇跡。
開幕5試合で勝ち星なしから始まってよく来たもんだ。
野沢のケガからの復帰、岩政の爆発、大岩の復活、
そして小笠原のメッシーナからの復帰が大きかった。
柳沢だけはあのままだったけど。


今日の勝ちでリーグ9連勝となり記録らしい。
9試合前まで誰が鹿島の優勝を信じただろう?
いや、今日の試合が始まるまでだってそんなに多くいたとは思えない。
そんな状況で目の前の試合に勝ち続けた選手のメンタリティには恐れ入る。


『状況はキビシイっすけど、僕らは1試合ずつ勝っていくだけっすから』
よく聞く台詞。
これを実現させたのは彼らが初めてじゃないだろうか。
愛する清水は敗れてしまったけど、今日は彼らの勇姿を称えたい。




監督のオズワルド・オリヴェイラにも触れねばなるまい。
世界一を経験した男の柔軟な戦術は日本でも健在だった。
同じく世界一経験者として迎えられたダニーロファボンの両プレイヤーがなかなかフィットしない中、
スタメンから外すという荒療治を行ったと思えば、
ダニーロは途中出場で、ファボンは大岩の代役として起用することも忘れず、
彼らのプライドとモチベーションを保つことも欠かさなかった。
結局、戦力としては微妙のまま終わった二人でも、
優勝が決まってピッチに入って選手とハグをするファボンの表情なんかは本当に嬉しそうだった。


また、チームの戦術自体は継続路線でドラスティックなメンバーの変更はなく、試合ごとに完成されていった。
中盤のテクニシャンたちがポゼッションを高めながらゴールを狙っていく。
マルキの突破や岩政のヘッド、野沢のミドル辺りが強烈だった。
途中出場として入ってくる多彩な若手起用も特長の一つ。
その時々で調子のいい若者がチームを何回か救った。これも監督の英断だろう。
そのチームに合う核となる戦術を持ち、時には思い切った決断をする。これぞ素晴らしい監督の定義。




いやー色々書きましたが。



鹿島優勝おめでとう。


















浦和ざまーw