泳げないたい焼きはただのたい焼き

社に帰ってきたときの「ただいま」の言い方で契約が取れたかどうかがすぐわかってしまう
そんな正直者のffです。
心はねじ曲がってますがね。歪曲王!


さて、着うた第2弾を取ることにしました。
前回の「大嫌い」は暗かったからね。普通のうたにしよう。そうだ童謡っぽいのにしよう。(ぇ


そう言うわけで第2弾は
およげ!たいやきくん!」
になりました。
またムックってわけで、You Tubeにはたぶんないんで聞きたかったら俺の携帯からどぞ。
しかし、病んでるな…。ネアンデルタール(←語感が似てる)




しかし、聞いてみるとこの歌、意外とロックなことに気付く。いやかなりロック。


まずタイトルがロックです。
「!」が二つもあるからね。どっちかだけでもよさそうですが、この性急さと疾走感こそロックです。


そして最初の歌詞
「毎日毎日僕らは鉄板の上で」
毎日って。
普通1日売れなかったら廃棄でしょう。
それでも焼き続ける店のおじさん。この既成概念からの反抗と不健康さがロックです。


しかも、
「ある朝僕は店のおじさんと喧嘩して海に逃げ込んだのさ」
すげぇ結論。
どうやって喧嘩したのかはともかくですね、
喧嘩→海に逃亡という脈絡のない短期思考がロックです。
どうやって飛び込んだのかもともかくにしときましょう。
突っ込むトコ大杉。


そしてサビ
「初めて泳いだ海の底とっても気持ちがいいもんだ」
うん、この辺は普通。これがギャップを生み出すわけです。
「お腹のあんこが重いけど」
なんと意外と冷静
こんな緻密さは一見ロックではなさそうです。
しかし、彼はたいやきくんです。水でふやけてお腹は大変なことになっているはず。
それを「あんこが重いけど」程度で表現しています。この無理なやせ我慢はロックです。


「海は広いぜ心が弾む」
oh!


「珊瑚が僕の泳ぎを見つめていた」
何てことでしょう。もう幻覚が見えています。ジャンキーもまたロックです。




そして2番。
ここからは知らない人も多いのでは?
ここからさらにロックさは増していきます。


「毎日毎日楽しいことばかり」
享楽に溺れる姿こそロックです。


「サメにいじめられるけど」
そして恐ろしいカミングアウト。弱虫と思うよりはあのサメに攻撃されても「いじめる」程度にしか感じない負けず嫌いさを評価したいですね。


「そんなときゃそうさ逃げるのさ」
…ってまた逃亡。
まぁ勝てない相手は無視です。ハイ。


また、たまにはエビを食べたいとかも言い出します。
今が旬のエビちゃんを食べたいなんてなかなかの芸能通です。ロッカーたるもの有名人と寝るのも大事です。
てか、食えねーよ


「塩水ばかりじゃふやけてしまう」
あ、わかってるんだ…。
時々飛び出す冷静な判断。しかし毎日遊んだあとにやっと気付く鈍感さがロックです。


そして釣り人の釣り針が刺さります。
痛々しい表現もロックならでは。
ピアス的な要素を釣り針で表現しているわけです。
釣り針だろうと食いついていく、この無駄ながっつきようもロック。


最後にはとうとう釣り上げられてしまいます。
「僕を釣り上げびっくりしてた」


……。


……………。


そりゃぁ……驚きますよね。
長靴や袋などならまだわかりますが
たいやきを釣るとは。たいした腕です。
エビでたいやきくんを釣る、みたいな。


ラストは何と釣り人がつばを飲み込んでたいやきくんを食べます
この悲惨なデッドエンドはロックです。自由を手にしたたいやきくんはそれを持て余した挙げ句、食べられてしまうのです。深い。


たいやきくんもさることながら、釣り上げてびっくりしながらも次の瞬間にはもう食べてしまう釣り人が一番ロックなのは言うまでもありません。
ふやけてようが何日たってようがそんなことはお構いなし。
そんな刹那的思考とアナーキーっぷりはロックです。むしろロッキストです(最上級)。




こんなロックな歌詞のたいやきくんをカッコ良く仕上げてるのでぜひ聞いてね。
てか、全部カッコイいからね。


と言うわけでみんなムックを聞こう。そしてカラオケで僕と握手!……じゃなくて一緒に歌おう。


ブランキーでも可