鏡の奥からさっきから僕によく似た人が虚ろな目でこっちを見てる

↑ジクゾ『tonight,I will fall』より抜粋
曲の合間に変わったフレーズを入れるひねくれバンドでした。




たまに『他人は自分を映す鏡』なんてことが言われたりする。
要は“俺はこういう人間だぜー”と思って振る舞っても、
周りの他人が“お前ってこういう奴だよね”と思わてると、
どっちがそいつのキャラになるかというともれなく後者だよねってこと。




鏡は自分の姿を見ることはできるが、どう思われてるかまではわからない。
それは他人の中での自分を顧みることでしかわからなかったりする。
実に不便な話のようで実に当たり前の話のようでもある。




何でまぁこんな安っぽいことを思ったかというと昨晩の出来事が起因してたりする。
ご飯を食べたのだった。
相手は昔バイトで塾講師をやってた頃の生徒。
直接教えてた頃からはもう何年経つだろう。
あんなクソガキだった奴らも何だか大人になったもんだーなんて感慨深くなりましたね。






『せんせー。今日はゴチになりまーす!俺ら今日何も食ってないっすよo(^▽^)o』







あーやっぱ訂正。






中身は大して変わってないわ。
まぁそれはそれで感慨深いね。




気まぐれに何回かメシを食ってる奴らなので割と知ってるんだけどね。
今回初となったのはまさかのハマー弟でした。
立派な焼き肉屋店員になってましたよ。垢抜けてるし。音楽の趣味もあうという驚愕の事実。
今後のレギュラー化が期待されます。




で、さっきの鏡の話だけど。
俺から見た奴らはやっぱり輝いてました。
期待した通り、青春を謳歌し自由を闊歩してました。
もちろんこれは久々に会った俺という鏡の映り方だから、
彼らはもっと奥深くに迷いや悲しみや苦しみを携えているかもしれない。いや、たぶんそうだろう。


それでも。


それに勝る充実感を感じるとこができた。
彼らの持つ未来の豊かさを想像することができた。
思わず彼らという鏡を通して当時の自分自身を思い出して
チェッとなってしまったぜ。まぁ心地よい敗北である。





でもまぁ青春を失敗した俺は代わりにあいつらに託した的なところはあるなぁ。
まぁ大丈夫だろうとは思ったけども。
これはひどく矮小な俺の復讐でもある。
俺が太刀打ちできなかった敵に、俺が育てた奴らが思うままにしていく爽快さというかね、
実のところ1%も成長に関われた気はしないんだけどね。




それにしても不思議なのは人選だ。
今回、というかいつも呼ぶのは俗に言うやんちゃな奴らばかりで、
俺が同世代だとしたら仲良くなる可能性はむしろ低い位だ。
でもこれが生徒と先生となるとウマがあうのだから不思議だ。
手の掛かる奴ほど可愛くなるのかもしれない。
そう考えると塾講師のバイトはやっててよかったと思う。




と、ここで今回の舞台となった朱苑の特徴をリポートしよう。




・ほぼ安楽亭


・ハマー弟に遭遇する


・客はそんな多くはない


・フロートがない(重要)


・ユッケが今半額!(重要)


ダンディーはいない


・頼んでいないビールがやってくる


EXILEはキモい


コブクロって肉の種類?


安楽亭よりうまい


安楽亭より高い




・会計が1万5千円




・誰も財布もってきてねぇー






いやーいい生徒を持って僕ァ幸せだぁー