実は続いた第二章

〜あらすじ〜
アベェルは勇者なので魔王を倒し姫を助ける旅に出た


レトロクエス


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ピッ


▼1.アベェル Lv1 ディゾン


ピッ


ステータス
・アベェル
武器:ショートソード
体:レザークローク
腕:なし
頭:なし
その他:勇者の証


魔法・特技:なし


ピッ…




アベェル『なんかあらすじ適当じゃない??




2章 集いしもの



ぼやきながらアベェルはディゾンの城下街を歩いていた。
王様に上手く騙され旅に出ることにしたが、旅立つ前に支度を整えることにした。


騙され??


…王様に諭され旅立つことにした…


『何だよこのナレーション腹たつなー。まぁいいか。とりあえずは仲間だ仲間!』


こうしてまずは多くの戦士が集まるという酒場に向かった。

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ルイージルイージの酒場にようこそ。ここで共に旅に出る仲間を探すといいぜ」


アベェル『惜しい!でもこっちのほうが有名人だ!』


「おぉこれは勇者さまじゃないか。どんな仲間を望みかな?」


『あ、俺が勇者だってことはみんなわかるんだ?』


「もちろん。勇者の証を装備しているしね」


『え、どれのこと?さっきも装備してたみたいになってたけど…』


「だってほら、髪型がツンツンしてるし」


髪 型 か よ !


「ツンツン頭はこの国では勇者の証なんだよ」


キャラデザはきっと鳥山明だな。てか髪型変えたら勇者として認められないってことかよ…』


「まぁまぁ。とにかく今は仲間を」


『うーん、色々納得できないぜ。仲間は強い奴じゃないとなー。なんかこう、アンチェイン的な人いないの?』


アンチェインね…お、いますよ。名前が…オリバさん」


『え、いるの!?』


「フルネームがクッキー・オリバ


惜しい!でも遠い!』


「まぁ一回呼んで見て決めるかい?」


『そうだな〜』


「お〜い」




酒場の奥からオリバがやってきた。


オリバ「ハーイ、クッキー・オリバデース。一緒ニ敵ヲ倒ソーゼー!?」



オリバはなかまになりたそうにこちらをみている。


『オイィィィ!これみよがしの三角形じゃねーか!二等辺三角形じゃねーかァァァ!』


「まぁまぁ銀さん。正三角形になるよう努力してもらおうよ」


誰が銀さんだ!てか正三角形のほうがより不安定じゃねーか!逆だよ逆!こんな仲間いらねーよ!!細すぎだろ!』


オリバはさびしそうなめをしてさっていった…


「ちなみに何故奴がアンチェインと呼ばれていたかというと、目の前に食べ物があると我慢できなくなってしまうからだそうだ」


理性の鎖はちゃんと繋いどこう!どんなアンチェインだよまったく』


「ウチのアニキもその口だよ」

アニキ


『ったくロクなやついねぇなー。オーガとかいないよなーどうせ』


「オーガならいるよ。高いけど」


『そーだよなーいきなり最強求めちゃイカンよなぁ。まずは加藤とか花田からだよなぁ…っているの!?


アベェルはノリツッコミをおぼえた!


『うるせーよ!』


「オーガはねぇ…………あ、いまいないや。より強い奴を求めて一足先に旅に出ちまったんだ」


『なんだよ…。でもそいつはなかなか期待できそうだな。見かけたらぜひ仲間になってもらおう』←オーガ仲間フラグ


「あとはイケメンのアーダンもいるけど」



イケメン・アーダン


アーダンは城で待機。一番レベル高い奴出してよ』


「え、みんなレベルは1だよ。勇者に連れてもらうの待ってたんだから」


使えねー!要は酒場に引きこもってんじゃん!俺より弱い奴しかいないんならいいや、旅しながら探すわ』


アベェルは失礼な発言をして酒場を後にした。こうして酒場の戦士の仲間フラグは潰れてしまったのだった。


次回『結局誰も仲間になってない』に続く。